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______別れは突然訪れた
いつもの場所、か
《日曜、12時いつもの場所》
最低限のみの言葉で送られてくる佐野からのメール
時間ぎりぎりについた私は佐野を探す
やっぱり、ピンクゴールドの髪色は目立つもんだな
下を俯く佐野を発見し駆け寄った
『よ！佐野、どしたの急に』
いつも自分から呼んでおいて遅れてくるくせに
私よりはやくついてるなんて、明日雪でも降るんじゃない？
と余計なことを言ってしまいそうになるがここは言葉を飲み込んだ
7月の終わり、蝉が煩い夏真っ只中の暑い日だった。
私が声をかけると顔を上げた佐野は
今までに見たことないくらい、苦しい顔をしていた
私をじっと見つめると、
佐野は突然口を開いた
「別れよう、A」
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作者名：三ツ谷サイダー | 作成日時：2021年8月23日 13時
