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影が三つ ページ4









濃い







彼らのプレーは光が他より濃い








『…僕には打って付けですね』













゙青い監獄 ゙の4番のボール出しからまた試合が始まる
ボールを最初に触ったのは11番
先程のようにあの三人でパス回しをし始める







『(でも,彼らも気付いてるはずだ…)』









さっきの愛空の動きを見れば,彼がどれほど手強いDFか



今,見た感じにもどうやってあそこを崩すか考えているように見える


愛空は視野も広いから,彼が見てる範囲ではほぼ点を獲るのは不可能に近い


彼らと練習を混じりあえたのは少しの間だけだったが,彼らの強さは僕としてはよく理解しているつもりだ
特にDF達が手強いことも









『(ほら…)』









あっちのRWGは蛇来さんに阻まれ,LWGは音留さんに捕まる
その後流れたボールを7番が拾ったが,仁王さんと愛空によってボールはこちら側の手に








『(流れが変わる)』










さぁ







俺たちの番だ


















「さぁ魅せてみろ。天才ちゃん()。お披露目の時間だぜ」













愛空のパスした先




その先にいたのは僕の光








『…』


「!?」








僕はそれを一見して,走り出す




冴が一番パスしやすい場所,そして僕もパスしやすい場所


そこに゙直感 ゙で向かう









「(させるかよ!!)」









チラリと後ろを見れば,冴の進行を阻むように彼の前に出てきだ青い監獄 ゙4番





来る






今この瞬間そう確信した








『(見つけてくれますよね。゙ 自分の影 ゙なんだから)』











ドッ








「!?」








冴は他からすればまだ前線に出すには早いタイミングで,しかも長い距離での低弾道中速ロングパスを蹴った



そしてそんな激ムズボールの飛んでいく先
それは━━━━━








僕の目の前








『…ふふっ(さすが…)』







今頃,後ろの選手たちは僕の登場に驚いているだろうなと,こんな中呑気に思う
ホントはずっといたんだけどね







でも,それがこの試合では命取りになる
僕がいる限り









「待った」


『?』








パスを受けた俺はゴールにさらに近づくべく足を早めていた
だが,その行き先を遮るように僕の前に出た2番
男にしては珍しく髪が長いことにおぉ…と感嘆する








「俺が相手だ。オシャ水くん」


『(オシャ水くん…?)その必要はありませんよ。ハンデにもなりませんね』


「!?」







影が四つ→←影が二つ



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胡春(プロフ) - ありがとうございます?笑 (2023年1月2日 15時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
あノ - 神ですかね・・・ (2023年1月1日 22時) (レス) @page7 id: ff248e80c5 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張りたいと思います! (2022年8月10日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 初コメ失礼します。すごく面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2022年8月10日 17時) (レス) @page26 id: 62e83b8f5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡春 | 作成日時:2022年3月19日 14時

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