影が一つ ページ2
･
その日はすぐにやってきた
ﾞ
その日を全員が待ち望んでいた
「おー集結」
ユニフォームを身にまとった ﾞ
俺らとは真逆の白いユニフォームをまとった選手たち
彼らが今日自分たちと戦う ﾞU-20日本代表 ﾞたち
それが今の彼らの共通認識だった
そして，潔はそんな彼らの迫力に息を呑みながらも1番前にいる彼に目がいった
それは潔だけではなく凛も
糸師冴
彼も今日この場で戦う
そう思うと，身体が強ばるのは潔にとっては仕方がなかった
「あれ…」
人それぞれが様々な反応を見せる中，息詰まるこの空間で誰かが言葉をこぼした
「？どした？烏」
「いや…俺の隣のヤツどこやろな…って」
「…」ﾋﾟｸｯ
声の正体は烏
烏の言葉にみなそっちに視線を向け，首を傾げた
そして，驚くことにそれに糸師冴も反応した
あたりを見渡し，自分の隣に立つ奴を探す烏だが，どこを見渡しても，それらしき人物はいない
「…まだ来てないん？」
『いますよ？』
「え？どこにおる、ってうわぁ！？」
見当たらないのを見るにまだ来てないのだろうか，という結論に至った烏は自己解決しようとした
だが，その言葉を否定する声
あまりに普通に会話に介入してきたから烏は反応に遅れた
ﾞ突然 ﾞ現れた彼に烏だけではなく周りのものも驚きの声をあげた
「おわっ！天也くんいた！どこに行ってたの？」
『さっきからいましたよ音留さん』
「あはは，相変わらず慣れないわ」
驚くﾞ
淡い水色の髪，整った顔，無を体現したような表情
美少年という言葉が合うような彼は今日の対戦相手である彼らを見て，表情を変えずに口を開く
『…今日はよろしくお願いしますね』
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胡春(プロフ) - ありがとうございます？笑 (2023年1月2日 15時) (
レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
あノ - 神ですかね・・・ (2023年1月1日 22時) (レス) @page7 id: ff248e80c5 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張りたいと思います！ (2022年8月10日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 初コメ失礼します。すごく面白いです！応援しています！頑張ってください！！ (2022年8月10日 17時) (レス) @page26 id: 62e83b8f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡春 | 作成日時：2022年3月19日 14時
