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『…もう，なんでそう油注ぐようなことばっかすんの。その結果がこれって自分でやってて悲しくない…？』
「…やかましいわ」
家に帰る道中
隣には侑。ただ一人だけでいつもの片割れはその隣にはいない
あの後北さんや監督からの説教を受けた二人は顔に絆創膏やら湿布やら貼った状態で地団駄を踏みながら，更衣室へと戻っていった
その後ろ姿を見ていた俺と銀は怒られたばっかなのに二人にして大丈夫かと不安に感じたが、北さんに「今行くのはやめとき。頭冷やさせる」と言われたので渋々見送った
今日はたまたま数少ない帰省日なのもあって帰りは侑と治別々の道で帰ることにし，侑には俺、治には角名と銀に付き添って校門で別れた
本当なら銀と二人でこっちに付き添っても良かったが俺が二人に治の方を頼んだから俺一人だけこっちに付き添ったのだ
「なんで凪がこっち来たん…銀でも良かったやん」
『なに…俺じゃ不満って言いたいの？』
「ちゃうわ！……凪は治の方行きたかったんちゃう？」
『？なんで』
不貞腐れた様子でずっと歩いてた侑はふと口を開いたかと思うと、そんなことを聞いてきて俺は首を傾げた
単純に逆になんで？って思ったから
「…凪，治と同じクラスやし。なにかと俺より治に甘いやん」
『…そう？そんなつもりないけど…、ったくかまってちゃんかよ…』
「あ！？誰がかまってちゃんや！」
いや、それ聞くと治に嫉妬してるみたいに聞こえるよ？侑
って言葉は飲み込んで，隣に立ってる侑に視線を投げる
『侑が心配だったから。……それじゃ駄目なの？』
「！」
俺の言葉に目を見開く侑
『それに侑は強がりだからね…，弱味を見せるのは
俺は気付いてるよ。北さんたちに説教されたあとから何回か気にしたように治見てたの
『…世話が焼ける双子だね…双子の癖にお互い素直にならないところが悪いところだよ。バレーでは気が合うのに』
「…うっさいわ」
『明日には仲直りしてることを期待してるから』
「…凪って結構俺らのこと好きやんな」
『…キモ』
「マジもんの声やめて！」
数十分後、分かれ道で別れたときにはいつもの侑に少しながら戻っていてホッとした自分がいた
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胡春(プロフ) - いろんな方からそういった言葉がいただけてとても嬉しい限りです！コメントありがとうございます！ (2022年10月3日 21時) (
レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年10月3日 21時) (レス) @page27 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - この作品は名前固定の男主です！ (2022年10月3日 9時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
⁇ - 名前が変換できていない気が… (2022年10月3日 9時) (レス) @page5 id: b22d4ce9af (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - ありがとうございます！ (2022年10月2日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡春 | 作成日時：2022年1月31日 19時
