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「あーっと，すみませんねお姉さん方！この子俺の連れなんで。それじゃ！」
「あっ」
元也は持ち前の爽やか笑顔でにっこり笑って，俺の手を引いた
そしてそのまま後ろから聞こえる女の人達の声を無視して，俺たちはその場を離れた
『ありがとう，元也…』
「いいよいいよ。それよりなんでこんなとこにいんの？あいつも一緒じゃないんだ」
『あー…』
忘れてた…
元也の言葉に思い出したチームメイトのこと
さすがに連絡しなきゃ，と思ったからとりあえずメールで元也と行くからとだけ打って送っておく
元也には簡単にだけど今現在の成り行きを説明する
説明し終わると，なにが面白かったのか，ぷるぷると肩を震わせ，笑い出した
「ぷっ，凪その見た目で迷子？ギャップでも狙ってんのかよ笑」
『ギャップって……』
「まぁ，確かに昔から抜けてるとこあったもんなぁー」
笑いすぎでしょ…
「そもそも，お前もともとこの辺りに住んでたんだから迷子になるって，ほんとどんだけ方向音痴なのさ」
『……』
そう，元也の言うとおり俺はもともと東京に住んでいた
幼稚園，小学校五年生まではここ東京で過ごしていたのだ
実は元也とは幼稚園が一緒で若干幼なじみという関係でいた
家は近いってわけではなかったからしょっちゅう家同士で遊ぶってことはなかったけど幼稚園ではよく追いかけっこしたり砂遊びをしたりと記憶がある
そして，なぜ俺が今東京に住んでいないかというと，親の転勤だ
親の出張で関西の方まで行かないとならなくなり，小学校六年生に上がると同時にここを離れたのだ
バレーも確か引越してからだったけな
『佐久早は…？一緒じゃないの？』
「佐久早はさっき着いたって連絡来てたから，もう体育館にいるよ」
『…元也がいてよかったわ…』
「ははっ！そりゃどうも」
「凪！よおたどり着いた！」
『…』
「古森くん！こいつ見つけてくれた挙句連れてきてくれてありがとうな！」
「宮ーこいつのことちゃんと見張っといてねー。すぐ迷子なるから」
合宿が行われる体育館に着けば，先に着いていたチームメイト。高校Ｎｏ．1セッターにして二刀流の異名を持つ宮侑がこちらを見るなり走ってきて，俺の頭を叩いた
おい，言ってることとやってる事違うんだけど
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胡春(プロフ) - いろんな方からそういった言葉がいただけてとても嬉しい限りです！コメントありがとうございます！ (2022年10月3日 21時) (
レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年10月3日 21時) (レス) @page27 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - この作品は名前固定の男主です！ (2022年10月3日 9時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
⁇ - 名前が変換できていない気が… (2022年10月3日 9時) (レス) @page5 id: b22d4ce9af (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - ありがとうございます！ (2022年10月2日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡春 | 作成日時：2022年1月31日 19時
