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「おぉ…ようさん人おるやん」
『侑，止まらないでさっさと歩いて』
ホテルを降りてからすぐに場所を移し，春高会場
周りを見渡せばインターハイのときに見知った人もいれば，学校の応援できたのだろう他校の生徒もいる
隣を歩いてた侑はついと言ったふうに足を止めた
「飛雄くんたちはもう着いたんかなあ」
『知らないよ…俺達は遠かったのもあって遅い到着の方だし着いてるんじゃない？』
軽く周りを見渡して，返答する
確かに周りは人でいっぱいだ
この中から知り合いを探すのは困難そう
「侑！凪！離れるなや」
「こいつが疲れたっちゅうから」
『堂々と嘘つくんじゃないこの野郎』
少し先を歩いてた集団に追いつくと，すぐさまアランくんにお叱りをいただいた
原因は侑なんだけどアラン君
「何してるんお前ら。一回集まり」
『北さん…』
脇にでも一発入れてやろうかと考えてたとき，運悪く北さんが来てしまった
構えていた腕を即下ろす
『ミーティングですか…？』
「軽くな。開会式まで少し時間あるから一回解散してもええかなって監督が言うてな」
少し時間あるのか…
俺は持っていたスマホで時間を確認する
確かに開会式まで多少の時間はあった
北さんはみんなを集めるとチーム全体に時間内に戻ってくるならここを離れていいと言うと，それに加えて少しの注意事項を告げてそのままミーティングは終わった
近くで侑たちがワイワイと騒ぎ出したのを横目で見て，俺はさっそく北さんのもとに近づいた
『北さん。知り合いを探したいので一旦抜けますね』
「そうか，気をつけてな。時間までには戻ってくるんやで」
『はい』
え！凪どっか行くん！？，という声が後ろからする
俺は北さんに軽く頭を下げ，侑達のほうを向く
軽く侑たちにも抜けることだけを伝えると角名が眉を寄せた状態でこちらを見た
「いや，凪一人だけ行かせたら駄目でしょ」
・
「おい…あれって」
「稲荷崎だ…しかもあれって伏見じゃん…！」
「顔面兵器…」
混んだ群衆の中を歩く俺と角名
あの後大丈夫だと言ったのだが結局一人付いてくることになり，角名が選抜された
そんな俺らのもとにちらほらと視線やコソコソと何か話されているのを感じる
注目されるのが苦手な俺は正直この視線は嫌いだ
てか誰だ
顔面兵器とか言ったやつ
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胡春(プロフ) - いろんな方からそういった言葉がいただけてとても嬉しい限りです！コメントありがとうございます！ (2022年10月3日 21時) (
レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年10月3日 21時) (レス) @page27 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - この作品は名前固定の男主です！ (2022年10月3日 9時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
⁇ - 名前が変換できていない気が… (2022年10月3日 9時) (レス) @page5 id: b22d4ce9af (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - ありがとうございます！ (2022年10月2日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡春 | 作成日時：2022年1月31日 19時
