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それからは自分でも単純だなと思うぐらい赤木さんになつくのははやくて、暇な時は赤木さんにレシーブを教わりに行ったり,赤木さんたちと一緒にご飯をご一緒したりなど度々あった
なのでそんなことがよくあった俺は赤木さんの前の席に座らせてもらい,いつも一緒にいるであろう彼らがいないことに気づく
『…アランくんたちは一緒じゃないんですか…?』
「多分あともう少しで来るで。北と大耳は朝早くに先生に用があるつっとったな」
「だから赤木さん一人だったんですね。珍しく四人じゃないと思ってましたけど」
そうなんだ,と赤木さんの話に納得する
アランくんはいないのはまだしも北さんと大耳さんがいないのは珍しいなとは思っていたけどそういう理由だったんだ
(アランくんは朝食前に少し走りに行くことはたまにあったから)
「それよりどうやった?ユース!すごい奴もやっぱりようさんおったん?」
『あ、はい。ユース合宿なんですごいなぁと思う人は多かったですよ…。……でも,その中にうるさいやつがいてとても有意義な時間は過ごせませんでした』
「オッホホ,それ侑も含まれてるでしょ」
『当たり前』
「はっは、顔キリって!」
興味津々に聞いてきた赤木さんに素直に応えると何故か笑われた
何故?
角名は察しがいいし,昨日の焼肉で合宿については話してたから笑いながら隣でスマホを弄んでいた
いや,笑い事じゃないんだって
「凪も凪で苦労したんやなぁ」
『同情…』
「おつー」
『…他人事のように言いやがって…』
「お、凪やん。合宿お疲れやったな」
「あと過ぎちゃって堪忍な。誕生日おめでとさん凪」
『!大耳さん,北さん。ありがとうございます』
あの後,来るのが遅いからと言って先に朝食を食べだしていた俺たち
甘すぎず,ちょうど良い味の玉子焼きを口に含んでもぐもぐと咀嚼する
口の中に広がる玉子の味に頬が緩んでいると後方から声がした
それは言わずもがな,北さんと大耳さん
二人とも俺たち同様朝食を乗せたトレーを持って席に着いた
「さっき,アランとすれ違ったからもうすぐ来るで。侑も治も一緒だったから三人で走りに行ってたんやな」
『(合宿終わったばっかでよく早起きできるな…)』
「しっかし,合宿行ってさらにオーラが出とんな凪」
『ぇ,そうですか?』
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胡春(プロフ) - いろんな方からそういった言葉がいただけてとても嬉しい限りです!コメントありがとうございます! (2022年10月3日 21時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年10月3日 21時) (レス) @page27 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - この作品は名前固定の男主です! (2022年10月3日 9時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
⁇ - 名前が変換できていない気が… (2022年10月3日 9時) (レス) @page5 id: b22d4ce9af (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - ありがとうございます! (2022年10月2日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:胡春 | 作成日時:2022年1月31日 19時