葉が7枚 ページ7
･
『…』
「彼等なら大丈夫だよ」
ユリウスの言葉に表情を曇らせながらも，ユニはゆっくり頷いた
時は遡り数分前
ユリウスがユニに微笑んだ直後，彼の側近であるマルクスが突然通信を繋げてきた
見るからに焦った様子にユリウスはすぐに表情を入れ替え，何かあったのかとマルクスに尋ねた
マルクスの口から告げられたのは，隣国であるダイヤモンド王国からの攻撃
マルクスの魔法をつなげて見たダイヤモンド王国の兵の数はとんでもない数だった
その後すぐ，クローバ王国最強の騎士団と名高い「金色の夜明け」が応戦し始め，その中にはアスタのライバルであるユノも含まれていた
それを見たアスタ，チャーミーは現場に向かいたいと頼みだし，それに伴ってヤミも現場に向かってしまった
まだ幼く，女の子であるユニはここに残った方が安全だと判断したヤミはユニをこの場に置いていった
『…』
自分のためにここに置いていった，とユニは理解していたが，数時間前にあったばかりとはいえ，優しい人たちだとわかっているユニは三人をとても心配した
マルクスがさっきから魔法で現場の様子を見せてくれているが，見るからにあの場にいれば危険だと物語っている
だから余計心配した
『…精霊…？』
「！すごい，わかるのかい？」
『…うん，ﾞ暖かい ﾞ…から』
ユニは映像を見ていて，一人の少年に目がいった
魔力に敏感なユニはここからでもわかる彼の纏う魔力にﾞ懐かしさ ﾞそして ﾞ暖かさ ﾞを感じる
妙な感じだった
会ったことがない，喋ったこともない彼にユニは懐かしさを覚えた
自分が覚えてないだけで会ったことがある？
でも，ユニはずっとあの部屋で過ごしてきた
この国に来るまでだって知ってる人なんて数えられる程度しかいない
『…あ、の』
「？どうしたんだい？」
『あの…精霊のお兄さんって…誰ですか？』
「？あぁ，彼はこの国の魔法騎士団，金色の夜明け団の期待の新人」
「ユノくんだ」
『…ユ、ノ…さん』
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あまね(プロフ) - はっはっはっ（発作）（尊い） (10月26日 10時) (
レス) @page24 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - コメントありがとうございます！最近受験勉強などで忙しくて更新が出来てないんですが，そう言っていただけて嬉しいです！余裕ができたときとかに更新出来ればしようと思ってます (5月20日 11時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
篝月(プロフ) - 久しぶりに最初から読んで続きが凄く気になります！ (5月20日 10時) (レス) @page24 id: 9f94afc062 (このIDを非表示/違反報告)
胡春(プロフ) - 台風笑笑。たしかに笑 (2022年2月19日 20時) (レス) id: 289535ebf9 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウンクリーム - おお…！風魔法いいですね〜。もしも、風魔法とか使えたら、いきたくない日に台風を起こせば…((殴 ←魔法騎士団の皆さん、こいつです。 (2022年2月19日 20時) (レス) @page4 id: 37b06201c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡春 | 作成日時：2021年12月10日 13時
