・一緒にいさせて Lee Jordan ページ19
私はスリザリン生なのに...
馬鹿なことをしてしまったと、自分でも思う。
大体、彼が私の寮を嫌っていることなんて、最初からわかってたのに。
相手にしてくれるはずがないことも。
でも...でも、それでも貴方が大好きで。
＊
『リー！』
「やぁ、A」
『今回の実況も、すごく良かった』
私が笑顔を向けると、周りのグリフィンドール生に何度も睨まれた。
そりゃ、私のネクタイは緑色だし、胸には蛇の紋章だってあるけど。
「ありがとう。周りのことは気にするな」
リーが私にこっそりそう言ってくれた。
『ごめん...私のせいで、リーが嫌われ者になっちゃって』
競技場から中庭に移動して、リーと二人。
リーは、スリザリン生の私と仲良くしているから、
グリフィンドールのみんなにあまり良く思われていないらしい。
「そんなん、Aが気にすることじゃ――――」
「ごもっとも。気にすることじゃ」「ないぜ、A」
『フレッド、ジョージ』
この二人も、私と仲良くしてくれている。
そして、リーの親友でもあった。
「スリザリンはスリザリンでも」
フレッドが言った。
「Aは違う」
ジョージが私に微笑みかけた。
「リーもそう思ってるはずさ」「そりゃぁ、だってリーは――――」
「黙ってろ！」
リーが二人を小突いた。私は思わず笑ってしまう。
「お邪魔して悪かったなぁ」「じゃ、続きを楽しんで」
フレッドとジョージはにやにやしながら廊下の人混みに消えた。
「全く、あいつら...」
『あの二人はあぁ言ってるけど、本当にいいのかな。リーといて』
「何？当たり前だろ...あ、いや」
リーは少し顔を赤くして言った。
「あの、俺...Aのことが好きだよ」
いつも優しくしてくれるし、可愛いし、他の奴とは違うっていうかさ...」
『...リーはおしゃべり上手だなぁ』
「そんなんじゃなくて！」
『じゃぁ、本当なの？』
「嘘なんかつくかよ。本当に君のこと好きなんだ。
これで、一緒にいるの嫌になられたらあれだけど...
だから、俺、Aと一緒にいたくて」
ずっと、してはいけないものだと思ってた。
彼に恋をすることを。
だから言い出せずにいたのに、彼も、私と同じだった。
「...嫌になった？」
『そんなわけない...私、ずっと言えなかっただけなの。不安で。
私も、あなたが好きなの、リー』
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スピカブラック - イレイさん» まだですか？ (2020年10月20日 2時) (
レス) id: b5e377f0b8 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクでセブで甘で書いて下さい (2020年9月24日 3時) (レス) id: b5e377f0b8 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - いつも読ませてもらってます！よければジョージと夢主ちゃんがホグワーツでラブラブする話をお願いします！ (2020年3月21日 11時) (レス) id: e2056a58cc (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - 出来ればで大丈夫です。頑張ってください(*’ω’*) (2018年7月23日 21時) (レス) id: b6f3460812 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - リクエストokなら、フレッドをお願いします。シチュエーションokなら、ケンカップルやったけど、結婚を約束していた2人。でも、最期の戦いで夢主ちゃんが、フレッドを庇って死んじゃうのでお願いします。因みに夢主ちゃんは、手紙を書き残したので、お願いします。 (2018年7月23日 21時) (レス) id: b6f3460812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年8月11日 10時
