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千葉「そろそろ俺の出番だ」 ページ9

「Aに謝れ!」

「死体に謝る〜ばっか見たい」

「さっき、王様メールが届いた。次は誰が罰を受けるのかなぁ〜」

と言いながら亜樹奈は携帯をいじった。

「最高!」

亜樹奈は高笑いをして携帯画面を赤羽に見せた。

【送信者:王様
件名:王様ゲーム
本文:王様の命令に従わなかったために八つ裂きの罰を与える。
男子出席番号1、赤羽業、END】

「業はずたずたに体を切り裂かれ、無惨に死ぬ」

「俺が、切り裂かれて死ぬ?」

赤羽は眉間にシワを寄せた。

「そう、華々しい舞ってね。それと私は、罰を受けない方法を知ってる。
知りたいなら『ざま〜みろ』って叫びながらAの死体を投げ飛ばして! 蹴り上げて!」

「一つ聞いていい、お前はなんでそれを知ってんだ」

冷静に聞き返してくる赤羽に、亜樹奈はためらいながら言った。

「私の親が王様ゲームを体験しているからよ」

「確かに宮崎ちゃんの両親はなくなっていたね。…本当に知ってるの?」

亜樹奈は、赤羽を睨みつける。

「知ってるわよ!」

「矛盾してるね〜罰を逃れられるなら〜木村と一緒に立ち去る必要なくない〜」

「そ、それは」

亜樹奈は言葉を詰まらせた。

「さっき俺に見せた王様メール、転送画面になってたよ〜きずかないと思った〜?」

亜樹奈は舌打ちをした。

「よくきずいたわね〜」

二人がそんな会話をしているなか一人の影が動いた。

それに亜樹奈が気づいた。

「何をしているの?千葉君」

そこには、Aをおんぶした千葉がいた。

「病院に連れて行く」

「やってみなさい。行かせないから」

「お願い! 千葉! 私死にたくない」

速水が千葉の胸板を叩いた。

「【思うがままの命令をクラスメイトの誰かに下す。命令を下された者は、それを王様からの
命令と思い従いなさい】これが俺に与えられた命令だ。」

千葉は速水を抱き寄せた。

「俺への命令は【速水 凛香の命を守る、救う】。これでどうだ」

「嬉しい…千葉ありがとう 」グス

クスクスクス

「何がおかしんだ! 宮崎」

「んん〜なんかさ〜腐った芝居だな〜っと思っただけ」

亜樹奈は大声で笑う。

「うっ……」

Aがうめき声をあげる。

「A気がついたか?」

Aは顔を歪める。うなされていた。まだ意識は戻ってない。

「私も、病院に連れて行く」

「おう」

亜樹奈は千葉に近よっていく。

「私も、行っていい?」

千葉は亜樹奈の前に立ち平手打ちした。

亜樹奈は歯ぎしりをする。

〇〇村の謎→←赤「そろそろ俺も出るよ。」


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設定タグ:暗殺教室 , 王様ゲーム , ホラー   
作品ジャンル:ホラー
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無名 - 小説の王様ゲームが元ネタですか? (2019年7月15日 2時) (レス) id: c96458f684 (このIDを非表示/違反報告)
神崎奈美 - ありがとうございます (2017年11月18日 15時) (レス) id: d108367f98 (このIDを非表示/違反報告)
ヒー - おもしろかった (2016年12月25日 19時) (レス) id: 51804aca81 (このIDを非表示/違反報告)
神崎奈美 - ナミさん» コメありがとうございます。次そうしようと思います。 (2016年5月30日 19時) (レス) id: d108367f98 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 切ない系ですかーなんか泣きたいです。恋愛系がよかったなー前原くんとの。 (2016年5月29日 13時) (レス) id: 14e03aa49d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神崎奈美🎶 | 作成日時:2016年4月27日 22時

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