赤「そろそろ俺も出るよ。」 ページ8
「持てる」
「そう、じゃあこれは試しね。」
亜樹奈はそう言うとニヤリと笑ったと思ったら。
ポケットから、カッターを取り出して手首を切った。
赤い血がツーーっと手首から流れた。
「キャーーーーーーー」
亜樹奈が叫んだ。
世にゆうカッターキャーだ。
周囲の人は一気に敵になったのを感じた。
吉田と村松を中心に一部の男子がAをなぐった。
「お、お願い話をきいて…」
みんなに殴られているAを見て亜樹奈は満足そうに言った。
「速水さんAに「死ね」ってメールを送って」
「む、無理だよ…私が殺したことになるじゃん」
速水は青ざめた顔で言った。
「だいじょぶ速水さんはメールを送るだけだよ。」
優しい口調で続ける。
Aは力を振り絞り、かすれた声で言った。
「王様ゲームから…抜け出す方法があるよ…王様メールを拒否すれば…いいの」
「「本当なの/か」」
亜樹奈が割って入った。
「王様ゲームを拒否しても、抜け出せないわ。逆に、死んじゃうの」
Aはそこで気を失った。
亜樹奈はなんで拒否すれば死ぬ事を知ってる……の。
「さっ、速水さん送って 」
「なに〜してるの」
赤羽は、一気に注目を集めた。
「はっなんでAが倒れているの」
Aを優しく抱き寄せた。
前原が答えた。
「これは、Aが悪いんだ。」
「でもさー寄ってかかって一人に多勢で痛めつけたら絶対許せないなー」
「あんたも見てるとイライラする」
亜樹奈が速水の携帯を奪い取った。
「はい」
「なんで、赤羽君も」
「早く、送って」
速水は、雨にうたれながらかすれた声で言った。
「無理だよ…私には出来ないよ!」バキッ
速水は、スマホを石に叩きつけバキッとわった。
「は〜馬鹿ね」
亜樹奈は呆れたようにいった。
「携帯を壊しちゃた…修理をすればいいよね…亜樹奈」
「無駄よ凛香。残りの時間せいぜい楽しんで」
「そんな…」凛香は泣き崩れた。
午前2時35分
「Aっ、Aっ、動いてねえし」
赤羽は叫んだ。
「お前らが、殺したんだぞ!」
亜樹奈は深くため息をついた。
「あ〜あ、あっけなかったな〜」
「今なんて言った!」
「あっけなかったな〜もっと派手に死・ん・で・ほ・し・か・っ・た」
「狂ってやがる」
亜樹奈は荷物を持った。
「木村君移動するわよ」
「待て!」
赤羽が亜樹奈の腕を掴んでひぱった。
「いっ、何するの」
亜樹奈は尻餅をついて痛むとこを押さえながら言った。
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8
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無名 - 小説の王様ゲームが元ネタですか? (2019年7月15日 2時) (レス) id: c96458f684 (このIDを非表示/違反報告)
神崎奈美 - ありがとうございます (2017年11月18日 15時) (レス) id: d108367f98 (このIDを非表示/違反報告)
ヒー - おもしろかった (2016年12月25日 19時) (レス) id: 51804aca81 (このIDを非表示/違反報告)
神崎奈美 - ナミさん» コメありがとうございます。次そうしようと思います。 (2016年5月30日 19時) (レス) id: d108367f98 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 切ない系ですかーなんか泣きたいです。恋愛系がよかったなー前原くんとの。 (2016年5月29日 13時) (レス) id: 14e03aa49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎奈美🎶 | 作成日時:2016年4月27日 22時