二章個性:『刀剣』 (ページ27)

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26話ページ27

(神崎視点)

「くそっ!!」

相澤「おい、大丈夫なのか」

「ぜっっってぇ、大丈夫だ!!!!

多分!!!!」

ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ・ﾏｲｸ「多分かよ!!!!」

これは、予想外だ
まさか、緑谷じゃなく俺を狙ってくるなんて……!

相澤「おい」

「なんだ！」

相澤「それ、鬼神丸か？」

「そうだよ！！」

相澤「ｶﾁｶﾁ、うるせぇぞ」

「お前の文句が五月蝿いよ！」

ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ・ﾏｲｸ「おいおい！しっかり前を見とけよ！」

「わーてるわぁ!!」

あぁ、クソ！
他の皆は、散らばっているからな

誰かを呼んでいる暇なんてねぇよ

ｶﾁ…ｶﾁ……ｶﾁ

鬼神丸……

『“主”』

！

は、声？

『“主、私をあいつらめがけて投げてくれ”』

「ばっか！そんな事できるか！！」

ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ・ﾏｲｸ「え？」

相澤「どした？」

『“大丈夫だ

私を信じてくれ、主”』

「ｯ～!!!

おい、二人とも!!一瞬だけ結界が緩むが…
なんとかなるからな！！」

ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ・ﾏｲｸ「んだそれ！！？」

相澤「おいおい、まじかよ」

『“私に合わせて、私を投げてくれ”』

「あぁ!!」

って、言ったけど…
鬼神丸が取れない!!

くっそ！！なんで、こんな、腰より下にいるんだよ！！←

誰のせいだよ！！

俺のせいかよ！！←

『“主、そろそろ…”』

「ｯ～!!相澤、鬼神丸を取って俺に渡してくれ！」

相澤「あ？あぁ、これか

ほら」

「そんな、あっさり渡すなぁ～!!!」

『“主、いつものように私を呼んでくれ

今だ!!”』

俺は、鬼神丸に言われた通りに刀を投げた

「”無敵となれ、鬼神丸!!”」

無数の桜の花弁
その中から現れたのは、ずっと待っていた人物

『池田鬼神丸国重、押して参る!!』

その言葉と同時にさっきまでいた時間遡行軍が姿を消した

鬼神丸は、刀を鞘に戻し俺の方を見た

「……お帰り」

『ただいま、主

そして、行ってきます』

「……おぉ」

鬼神丸は、窓から飛び降り山姥切達の元へ行った