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@105 ページ9

走る四番のあとを追いかける


着いたのはホットケーキ屋さん


香ばしい匂いの中にネネはいた


その隣には四番と同じ顔の、少し顔色の悪い女の子


この子が四番のいう四島メイだな


1人で納得してると四番は躊躇いもせずに四島メイにナイフを向けた


ネネ「メイちゃん危ない!!」


その声で四島メイは間一髪ナイフを避けた


ネネ「大丈夫?!」


メイ「いたたたた…………なんとか……。
あなた達は…?」


四島メイと目が合う


すると物凄い勢いで寄ってこられた


メイ「すごぉい!!お人形さんみたあい!なんでこんなに透き通った目をしてるんですかあ?あっ、顔触っても大丈夫ですか??」


『だめです』


メイ「ええー触らせてくださいよお」


いまさっき殺されかけたのに、なんだこのテンションは


四番が咳払いをする


四島メイは四番の顔を見て絶句した


メイ「…わたしと同じ顔……。あなたは誰…?」


やっと興味がそれた


ネネ「Aちゃん!」


『ネネ、怪我はない?変なもの食べたりしてないね?』


ネネ「あ……うん。変なものじゃないと思う…。ねえ、シジマさんって、つまり…」


『んー…ネネが思ってたのとちょっと違うかも』


ネネ「え…?」


シジマ「わたしは虚構、夢、そして怪異…。わたしはずっとあなたに謝りたかった。
ごめんなさい四島メイ」


ネネ「……え?」


まあ、わからないよね…


四島メイもポカンとしてる


シジマ「わたしは役割を果たせなかった。あなたを守るために生まれてきたのに…。
あなたの望んだ理想のわたし。
あなたの描いた1枚の絵。」


シジマ「生きるためにあなたはワタシを生み出した。だけど虚構は現実を変えられない。わたしはあなたを救えなかった。」


シジマ「そればかりか、歪んだ噂の種になって…
許せない。こんなこと。わたしの願いはアナタを守るという役割を全うすること。」


そこまで言うと四番はまた四島メイを押し倒した


シジマ「どうせ救えないのならせめて、あの噂にわたしという虚構にあなたを害させない。
わたしはあなたの真実を守ります」


四島メイを助けようとするネネを止めた


ネネ「Aちゃんは、見殺しにするの…?!
メイちゃんは普通の女の子なのに!」


『…四番にも、色々あるのよ』


メイ「あなたが、わたしの描いた絵…?
わたし…死んじゃうんですか?」


四島メイの切ない声が響いた

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設定タグ:地縛少年花子くん , 花子くん , 柚木普   
作品ジャンル:恋愛
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咲楽 - ヤバイこれ読んでると顔がニヤける 更新頑張って下さい!応援してます! (2022年1月8日 1時) (レス) @page27 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご紅茶(プロフ) - すごい面白いです!読んでる時顔にやけます…w好きです!頑張って下さい! (2020年9月11日 13時) (レス) id: 4935a83b89 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白すぎます!源最新楽しみにしてます!!もしよかったら兄との絡みが見たいです (2020年4月23日 1時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
- あの……貴方様は神ですか? (2020年4月5日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
もっけちゃん(プロフ) - 最初の、生徒会長と花子くんの絡みのところからもう面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年3月20日 23時) (レス) id: 5bc881e2a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しらき | 作成日時:2019年8月27日 15時

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