元祓い屋の現怪異。

＠４３ ページ45

つかさ｢そーなのミツバ？でもさぁ、多くの人の記憶に残れば、それだけ長くここにいられるよ。あ、そーだ。あの子も君と同じになればずっと一緒にいられるんじゃない？｣


光｢は…？｣


『え』


つかさ｢大丈夫。何を望んでもそのために何を傷つけたとしても俺が全部許してあげる｣


『光逃げて。』


つかさ｢君の願いの代償は理性。邪魔なものはもう何も無い。さあ、世界の仕組みに抗って足掻いてみせてよ。ミツバ｣


『光！』


光｢三葉…っ｣


しゅるっとミツバから何かが伸びた


だから言ったのに…！


助けようとしたらわたしも抑えられた


光…！


体が動かない


光が締め付けられてる


顔を覆うことも出来ない


光｢お、オレ…間違ってたのか…？｣


『っ…』


光｢なあなんか言えって…｣


するっと腕が抜けた


『あまね…』


あまねがミツバを真っ二つにした


慌てて光に駆け寄る


つかさ｢あー！あまねだー！｣


光｢Aっ、ミツバが、｣


『あ、うん！』


2人のことも気になったけど、


今はミツバだ


『…わたしには、どうにもできない…』


光｢そんなっ…｣


つかさ｢Aも！｣


『え、』


頭を掴まれる


痛い…


いわゆる顎クイをされて、顔を近づけられた


つかさ｢また、遊ぼうね。｣


『っ…！』


わたしは呆然とすることしかできなかった。

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