元祓い屋の現怪異。

＠２６ ページ28

次の日。


花子のトイレにて


『いいねぇ、学生は』


トイレの窓から授業中の学生を見てる。


花子「なんで？」


『なんでって…青春の塊じゃんか』


花子「なにー、Aは青春したいわけ？？」


『そりゃしたいよ。若いうちに死んで告白してくれたのは体育教師とあまねだけでしょ？両手に花とか実現させたい人生だったなぁ、』


花子「Aってそんなキャラだったけ」


いたずらで飛ばしたわたあめとわたがしが授業中の光をつついてる。


頑張れ少年wwww


花子「…青春はいまからでも遅くないでしょ？」


気づいたらあまねがすぐそばにいた


顎を固定される。


髪をすっと通される。


そしてあまねの顔が徐々に徐々に近づいてきた。


唇と唇が一瞬、さらりとくっついた。


瞬間


『うあああああああああああ！！！！！』


花子「？！なに急に！！！」


『こっちのセリフだわ！！なに急にセクハラしてくんの？！』


花子「セクハラってひど！！」


『ったくもー…。』


顔が熱い


花子「まだまだ青春できるでしょ？やっりぃ、Aのファーストキスもらったぁ」


(カチン)


『調子乗んな』


花子「すみませんでした。」


『はぁ、』


顔を窓から出した涼ませる。


ちょっと押し黙ってから、後ろをみて、でも目はそらしつつ、いった。


『…初めてが、あまねでよかった……』


花子「っ？！」


あまねがぶわあああっと赤くなる。


甘酸っぱい雰囲気の中チャイムが鳴る。


校舎が騒がしくなる


『放課後だね、』


花子「ん…」


非常に気まずかった。

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