検索窓
今日:14 hit、昨日:30 hit、合計:493,636 hit

@21 ページ23

暇なとき、わたしは歌う


誰もいないはずのプールから歌声が聞こえる


わたしの最初の噂は単にそれだけだった


いつから尾ひれがついたのか…


歌ってたら怪異の気配を察知した。


花子「…歌うまいね。それ、なんの歌?」


『忘れたよ、合唱曲じゃないかな。で、なんか用?』


花子「うん。質問したいことあるんだけど、いい?」


ほら。と言ってプールサイドに立つ


そんな花子は、心なしか緊張してるように見えた


『…いいよ』


世界が夕日で真っ赤に染まり、放送がなる。


あのときを思い出す


巫女の姿になる


ザラザラのかんざしを撫でて、矛を花子に突きつけた


花子「俺のこと殺す気なの?w」


『わたしがそんな野蛮な子に見える?』


花子「はいはい。はやく質問。」


いつもは数年後の何月何日は何曜日?って感じの質問をする。


でも、わたしは確かめたかった。


本当に、忘れてるの…?


『わたしの…………………ほんとの、名前、』


花子が目を見開く


その表情にわたしはさっした。


そして、花子は口をにやっとまげた


花子「やっぱり、君か。A。白桧A」


『!!』


花子「次俺が質問する番ねー」


動けないわたしをよそにあまねは続けた


花子「あの日、何があったの」


わたしの姿は、死んだときに戻ってた。


あざだらけ血だらけのあのときに


やめて、


聞かないで


花子「なんで……









死んじゃったの?」


普を、見れない


口もきけない


話さなきゃいけないのに、


謝らなきゃいけないのに、


ショックが残ってて、何もできない


花子「俺を残して死のうって思う前に、なんで相談してくれなかったんだよ!!!」


ごめんなさい、


許して、


こんな、わがままで愚かすぎるわたしを、許して…


『わたしのこと、嫌いにならない?』


震える声で尋ねる


花子「なるわけないじゃん。ならない。」


少しためらって、でも、少しづつ、話し始めた。

@22 あの日ー1→←@20 ネネ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (224 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
328人がお気に入り
設定タグ:地縛少年花子くん , 花子くん , 柚木普   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らき(プロフ) - あいうえおさん» いや素晴らしすぎるじゃないっすか……。更新頑張りますっ! (2019年4月27日 8時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - らきさん» いえ、私は思ったことを言っているだけなので、、優しくもなにもありませんよ。 (2019年4月24日 22時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
らき(プロフ) - あいうえおさん» 優しすぎですか………!!愛してるまじで(真顔)。冗談はさておき、またご指摘お願いします! (2019年4月24日 7時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - らきさん» いえいえ、こちらもあなたの気持ちを知らずに、いろいろと指摘して申し訳ありませんでした。更新頑張ってくださいね。 (2019年4月22日 14時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
らき(プロフ) - あいうえおさん» いえ、あの、こちらこそつっけんどんな態度を取ってしまい申し訳ありませんでした…。見つけ次第訂正します。ご指摘ありがとうございました。orz (2019年4月22日 6時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しあ | 作成日時:2018年12月5日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。