元祓い屋の現怪異。

＠１ ページ2

晴れた日の夕焼けはきれい。


そんな風にたそがれていた。


『わたあめがいないなー…ね、わたがし』


真っ白でふわふわした蜃気楼みたいなこいつはただ飛んでる。


なんなんだろこいつ。


死んだときからそばにいるからなんか良く分からんわ。


ちなみに見分け方も曖昧。


うきうきしてんのがわたあめ。


ふわーってしてんのがわたがし。


まぁいってしまえばどっちもうきうきふわーってしてる。


ま、今日は誰も来ないだろうな。


今日もかw


って思ってたら足音が聞こえた


夕焼け放送のちょっと前。


もしかして…


？「佐藤ーー、こわがんなよー」


？「大丈夫だ！俺が払う！」


？「源にはたよれねーよ！」


？「んだと？！」


おーやっぱり。何年ぶり？


男の子なんてちょっと珍しいかも。


パッと姿を消す。


？「あと3秒、３……２……１……。」


夕焼け放送がなる。


プールサイドに立つ3人の少年。


なんか可愛い絵面


久しぶりのことにちょっと緊張しながら、生唾を飲み込んで口を開く


『初めまして、こんにちは』


？「「うわあああああああ！！！！！！」」


『え？！まって逃げないで？！』


開始2秒にして男の子は逃げていった


なにこのオチひどい

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