不幸な愛のお話 (ページ9)

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2周目＜ Ⅱ ＞ページ9

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新たな特徴が見つかった。
動物実験の結果、奴らは対象に触れていることで生気を吸うことが判った。ある一定の時間を超えると対象は息絶えるらしい。

これは大きな進歩であり、この不思議な生態をこれからも追っていきたい。
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研究室の壁に貼ってあった紙にはそう書いてあった。
『触れてることで生気を吸う…！』

まさか、チョロ松さんが私の手を離さないのは、手を繋ぐことで生気を吸ってたから…？

そうだとしたらどうにかして離さないと！

チ「暗い顔して何考えてるの？」

『あの…手を離してくれませんか』

チ「やだ」

『相変わらず即答ですね』

どうしよう…

ふと、チョロ松さんの背後の机の上の鉄の小型ナイフが置いてあることに気がついた。

『…！』

悪魔は鉄に弱いはず……もう力尽で手を離させるしかない…！
まずは意識を逸らせないと。

私はぐっとチョロ松さんを引き寄せて、抱きついた。

チ「…！？っAちゃん…?!?」

想像以上の動揺っぷりだな…

その隙に、チョロ松さんの背後にあるナイフを取った。

ｽﾞﾌﾞｯ

チ「＿＿ぇ?」

何が起きたのか分かっていない様子で、チョロ松さんは崩れ落ちた。

チ「A…ちゃ」

『ごめんなさい…チョロ松さん』

チョロ松さんから手が離れた途端、自分の体温が少し上がったような気がする。

吸われてた生気が戻った…？改めてゾッとした

『…とにかく、これでやっと堂々と手がかりを探せるんだ』

まだ捜索しなきゃいけない所は2つある。さっきの書斎と暗室だ。

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どっちに行こう？
▷ 書斎
▷ 暗室
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(貴方の選択によってエンドが変わります)