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cn「..あれ、俺お邪魔だった、w？」
「ぁ、いや全然？」
『....』
コンちゃんにそう言われてハッとする。
察しがいいコンちゃんは、おれ達の空気がどこかおかしい事に気付いたのだろう。
気を使わせてしまったな、と少し反省しつつ、口を開いた。
「で、どうしたの？」
cn「あぁ、ここじゃちょっとアレだから」
そう言ってコンちゃんはおれを部屋の外へ連れ出す。
わざわざ連れ出すってどうかしたのだろうか。
「？」
cn「あの捕虜ちゃんについての資料。なんかあの子総統の奥さんらしい。総統が言ってたしあの子も認めてた。」
頭をガンと殴られたような衝撃だった。
周りの音が聞こえなくなって時が止まった様に感じる。
何で。
もう捨てたはずの彼女への心が、ズキズキと痛んだ。
cn「ぁ！..っだぁ！...
...らっだぁ！！大丈夫？」
「っは...ごめん、ちょっと考え事してたわ。」
cn「らっだぁが考え事するの珍しいね。らっだぁってあんまり考えてるイメージ無いわ。」
「おいw、それどういう意味だ？？」
コンちゃんの言葉にツッコミを入れる。
少し元気が出たと同時に気を使わせてしまった罪悪感がある。
cn「あの子、牢屋に連れていくね。」
「ぁ、あの子ともうちょっと話してても良い？」
cn「え！？珍しいらっだぁ。いつもなら捕虜と話すどころか目を合わせる事すらしないのに...」
やっぱり、もう少し彼女と話して居たい。
そんな気持ちが突っ走り、気付いたらコンちゃんを止めていた。
くそ、言葉を出したい時には言えないのに、言葉に出そうとしてない時には言えるのかよ。
「はァ？？おれだって
cn「wwwじゃぁ、よろしくね。」
「任せとけって。」
コンちゃんが去るのを見届けてから、彼女の所へ戻る。
「A、待たせてたよねごめん。」
『いや、待つのは慣れてるし大丈夫w』
「そこは待ってないよっていうところだろ〜ww」
『なんか普通の返事いやだなってついww』
彼女が笑ってるのを見て少しほっとする。
瞳に光を宿した彼女を見ていると、あの頃に戻った気がする。
今だけ、いまだけは、彼女への心を持たせて。
続く
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作者名：ちょい。〜最近kpopはまり中〜 | 作成日時：2024年3月6日 0時
