【実況者】僕と君の正義の差 ３【主にＭＳＳＰ】 ＊アンケート中！

瞬間の。　あろまside ページ6

確かにあいつはナイフを手放した。

でも、

”弱虫なくせに”

そう小さな声で聞こえた瞬間に、

Ｅ「っぐ･･････！？」

えおえおのうなり声が聞こえたんだ。

Ａ「！？」

Ｅ「いっ！？」

いつのまにかAの姿はまた見えなくなっていて、

再びえおえおが幾重にも傷を負っていた。

『なんかさぁ、馬鹿らしくなっちゃった』

Ａ「なに、言ってんだよ！ やめろっ！！」

『あの時、やっとけばよかったなぁって』

Ａ「っあ”！？」

俺のほうにも攻撃が向いた。

姿を捉えられず、ただ一方的に攻撃を受け続ける。

しばらくそのままで、

俺もえおえおも、たっていられなくなるくらい傷を負った。

『あは･･････あははっ』

もうあいつはそのころにはとっくに狂っていた。

なにかの弾みに？

いや、わからない。

急にってわけでもない。

Aの中でなにがあったのか、俺らにはわからない。

でも、俺らのことを殺しきらないところを見ると、

まだそこまで線は切れてないんじゃないか？

『ふふふ･･････あはっ、あははっ』

どうにか、正気に戻せないもんかな。

俺はそのタイミングを逃して、ただおもうことしかできなかった。

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