【実況者】僕と君の正義の差 ３【主にＭＳＳＰ】 ＊アンケート中！

記憶の夢を見る。 ページ2

最近、彼らの夢を見る。

彼らといっても、彼らによく似た少年たちの夢を、だ。

その夢には、幼いころの私も出てくる。

私を捕まえようとやっきになってる彼らから彼らによく似た少年たちを引いたらちょうどいいくらいの過去の私。

あのころはただ無感情に、殺し続けていた。

殺すことに善悪などなかった。

それが、それだけがやることだった。

食べることも、寝ることも、なにかを思うこともなく。

拾い集まる刃物を手にもって、

ただただ、私のいる場所にやってくる人間を殺し続けていた。

でも、

そのうちのたった四人だけ、殺さなかったんだ。

それが、

彼らによくにた少年たち。

少年といっても、私よりは年上で。

でも、よわっちくて。

だけど、それが理由とも思えない。

どうして殺さなかったのか。

不思議でならないんだ。

それが気がかりで、こんなに夢に見るようになったのだろうか。

彼らの顔をみて、ただたんに思い出したのだろうか。

きっと、

自分が殺さなかったのがものめずらしかったんだろうな。

『夢にみるほどに･･････』

殺したいと思えなかった。

殺そうと動けなかった。

別の行動にでてしまった。

今でも、

殺したいと思えない。

やってしまおうと思うと、

なぜか体が震えた。

どうして？

彼らに特別な思い入れをしてしまったのかもしれない･･････。

あのころの記憶なんて、ほとんど覚えていないのに。

彼らのことは覚えていた。

一番古い記憶は、

えおえおとあろま。

その次は

ＦＢ。

その次は

きっくん。

殺さなかった四人。

それが今･･････。

『もう･･････！ どうにかしてよっ･･････！！』

殺す寸前まで、

来てしまった･･････。

遊びじゃない･･････。　あろまside→←登場人物おさらい！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す