マイペース女子は探偵さん2【3年A組】

59話 ページ23

小宮山「武智と澪奈の組み合わせってイメージないけど…」


真壁「いやいや、結構熱心に口説いてたよ」


里見「えっ？」



真壁「あっ、推薦の話ね！

スポーツ推薦で大学に行かないかって。

まあ結局、景山の希望する大学とは違ったから、その話は流れちゃったけど…」



熊澤｢そういや、モモも口説かれてたよね

ね？モモ？｣



百瀬｢えっ！？あ…うん。怪我するまで断ってたけどね…｣



茅野｢あ、ねぇ！Aくんは武智先生どう思う？｣



百瀬｢え、なんで僕？｣



茅野｢元探偵とはいえ、何か手掛かりになると思って！｣


そういうもんだからみんなが期待の目で僕を見る


百瀬｢僕は…武智先生だと思うなぁ…｣



宇佐美｢え、なんでなんで？｣



百瀬｢それは…｣


という前に瀬尾くんが先に喋った



瀬尾｢それは無いんじゃねぇの？武智は基本空回りキャラだけど、こういうことはしないんじゃないか？」


里見「…瀬尾も武智から推薦貰ったんだっけ」



瀬尾｢あぁ…それにお前いつも武智の授業だけ休んでたじゃねぇか｣



確かに、僕は澪奈が死んでから武智先生の授業だけよくサボっていた


須永｢それはなにか理由があって…｣



瀬尾｢武智と口論になってるとこ見た事があるんだよ

武智がなんで俺の授業に出ないんだって聞いたら百瀬はあんたが嫌いだからって…


好き嫌いと犯人決めつけるのとは違うんじゃねぇのかよ｣



聞かれてたんだ…あの会話。
瀬尾くんの言葉にみんなの視線が冷たくなった気がした




百瀬｢そう…だね。ごめん｣



茅野｢え、えっと！じゃあ武智先生は罰ってことで！｣



茅野ちゃんが重くなった空気を変えようと頑張ってくれてるけど僕はその場に居づらくなって教室から出ていった

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