マイペース女子は探偵さん2【3年A組】 (ページ2)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:44,671 hit

39話ページ2

百瀬｢声が聴こえたの？｣

さくらちゃんに話があるって言われて宇佐美ちゃん達と一緒に食べながら聞いていた

茅野「うん。昨日の深夜に聴こえたの。あれは里見くんの…」

宇佐美「だから夢だって」

逢沢「確かに、それで里見達の生存を主張するのは難しいと思う…
というか、3人共いつ仲直りしたの？」

宇佐美「いや仲直りしてないから」

｢｢え｣｣

宇佐美「あんたとモモが澪奈の真相知りたいって言うから付き合ってんでしょ？

まぁ、あたしも知りたいし……
だからこれまでの事は水に流して手を組んでるだけ｣

茅野「いや、世間ではそれを仲直りって言うんでしょ？」

宇佐美「うっさいなー」

百瀬｢“香帆”ちゃんはツンデレっと｣

宇佐美｢は、はぁ！？｣

小宮山「だから離れてって言ってんの！」

すると突然後ろからそんな声が聞こえた

魚住「そんな言い方しなくてもよくない…？」

河合「どしたの？」

魚住「私のこと臭いって…」

河合「は？」

四日間お風呂も入っていない

そのストレスを魚住ちゃんに当たっていたようだった

水越「本当の事言っただけでしょ。いっつも汗かいてるし」

魚住「新陳代謝が活発って言ってくれないかなぁ!?」

小宮山「だから動かないでって言ってるでしょ！」

百瀬｢それは違うよ〜？ストレス溜まってるのは分かるけど誰かに当たるのは違う｣

小宮山「あんたは関係ないでしょ！」

「るっせぇなぁ！！」

突然誰かが怒鳴ってみんなが静かになった。

須永「風呂入ってねぇんだから皆一緒だろ。んなことでいちいち騒ぐな。

つーかお前らだって臭ぇよ｣

水越「は？何それ？」

小宮山「もういい向こうで食べるから」

そういって魚住ちゃんの机を蹴る

河合「おい、待てよ！今何やった？」

小宮山「邪魔」

河合「お前が邪魔だろ」

須永「うるせぇつってんだろ！」

口は悪いけど…クラス一の切れ者、須永くんのおかげで反抗的な態度になったもののことが納まった。

よかった…とおもって魚住ちゃんの方をむくと

金沢「そんなに気にしなくていいから…」

魚住「アイツ」

金沢「須永くん？」

魚住「100%私に惚れてるよね」

(…そう来ましたか)

こんな状況でそんな考え方ができる魚住ちゃんがすごいと思った。

予想外な展開に苦笑いしか出来なかったけど

魚住ちゃんが須永くんに惚れた時、何故か胸が痛くなったことに驚きを隠せなかった