30話 ページ33
百瀬｢ぶっきー先生。話したいことがあるんで出てきてくれませんか〜？｣
そう言うと先生はすんなりとドアを開けてくれた
里見「中尾はどこだ」
甲斐「俺たちを脅すために、殺したように見せかけただけだろ？」
出てきた瞬間里見くんと甲斐くんが先生に食いつくように話した
柊「俺は、優しい人間に思われてるんだな。」
甲斐「あ……？」
柊「…ちょっと待ってろ。」
不気味な笑みを浮かべて部屋の中へ入ってしまった。
しばらくすると何かを持って戻ってきた。それを僕達の目の前にごとっと落とした
百瀬｢これって…｣
それは人の手だった
柊「中尾のだよ。ホルマリン漬けにすれば死臭も少ない。
ちょうど明日には、全部切断できる。」
柊「やるよ」
甲斐「っ、ざけんな…ッ！」
そう言うと甲斐くん達はみんな美術室から出てってしまった。
柊｢やっぱり百瀬には騙せなかったかぁ｣
百瀬｢当たり前じゃないですか〜。でもほんとこれよく出来てますねぇ一瞬本物だと思いましたよ｣
柊｢本当か？…それよりアイツらにはこのこと…｣
百瀬｢分かってますよ。ここまでするってことは死でみんなを操って澪奈死について考えさせるんですよね｣
柊｢あぁ…百瀬は俺を信用してくれるんだな｣
百瀬｢なわけないでしょう。教室爆発させる人を…まだ信用できませんよ。
ただ…僕も澪奈の死の真相を知りたいだけ…ただそれだけなんでね｣
柊｢本当は分かってるんじゃないか…｣
百瀬｢さぁなんの事だか…それじゃ、おやすみなさい〜｣
そうして僕も美術室から出て教室に入ると須永くん達がこっちに来た。
甲斐｢おせぇじゃねぇか！｣
あ、そっか…あれ見せられたのに逃げなかったのはおかしいよね…
百瀬｢えっと…怖くて腰が抜けちゃって…しばらく動けなかったんだ…｣
須永｢わりぃ…自分のことでいっぱいで百瀬のこと置いてって…ほんとごめんな｣
俯いて謝ってくる須永くん。
…なんか犬みたい
百瀬｢大丈夫だよ。ほら〜この通り！もう寝る時間だし寝ようか〜｣
おやすみ〜とさくらの方へ行こうとすると腕を掴まれた
須永｢あれ見せられて…寝れねぇだろ。俺が隣にいるから安心して寝ろ｣
置いてってしまった罪悪感からか優しい彼はそんなことを言う。
きっと断っても無理に寝てくるんだろう。そう思ったので一緒にとなりで寝ることになったのだった。
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林檎(プロフ) - ayuさん» コメントありがとうございます！須永くんカッコイイですよね…。更新できるようにがんばりたいと思います！ (2019年2月24日 9時) (
レス) id: c547f745a7 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！私も須永くんが好きなので、この作品の続きが気になります！更新応援してます！ (2019年2月24日 1時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎* | 作成日時：2019年2月23日 23時
