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12話 ページ13

生死に関わるということなのに相変わらずマイペースに手を挙げテキトーに立候補していると思ったみんなは

驚いているのか、安心しているのか固まっていた


柊「百瀬、テキトーなら…」



百瀬「テキトーじゃないよ〜本気だよ
だからさ、早く殺してよ…ぶっきー先生」



柊「まさか自分から立候補するやつがいるなんて思いもしなかったよ

茅野を守るためか…あの時みたいに後悔したくないから」



百瀬「そうだよ…茅野ちゃんは死んじゃいけない。不正解だろうがなんだろうが、死んでいいわけが無い。

1人犠牲になればいいんでしょ…早く殺してよ」


柊「だめだ」


先生のそんな声に


「なんでだよ!」


「立候補してるからいいじゃない!」


「早く終わらせてくれよ!」



と批判の声が飛び交ったけれど



柊「ほんっと、お前ら揃いに揃ってクズだなぁ!」


先生の罵声で一気に静かになった



柊「自分が助かれば他人は構わない…イカレてるねぇどうしてそんな貧しい考え方になるのか…

モラルの欠如、アイデンティティの拡散!世は中身が空っぽなんだよ!!


お前達はさっきの茅野や百瀬を見て何も思わなかったのか!

影山の死から目を背けていた自分を奮い立たせて向き合おうとした茅野を!
そんな茅野やお前らを守ろうとして自らの死を選ぼうとした百瀬を!

過去の自分が今の自分を作る!だから、過去かは逃げてるお前も!お前も!お前も!極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ!

そんなヤツらが一体何を卒業するって言うんだ!

いいか!聞け!!何故、景山澪奈は死ななければならなかったのか!!これから彼女の生きざまを通して、お前らの考えがいかに脆く弱いものなのか、思い知らせてやる!!

そして変わるんだ。悪意にまみれたナイフで…汚れなき弱者を傷つけないように!変わるんだよ!


…変わってくれ」





何故先生は涙を流してまでこんな僕達に胸に突き刺さるような言葉をくれるのだろうか



言葉に出ないくらい…体が固まってしまうくらい圧倒されていると



教室にサイレンが流れ出した

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林檎(プロフ) - ayuさん» コメントありがとうございます!須永くんカッコイイですよね…。更新できるようにがんばりたいと思います! (2019年2月24日 9時) (レス) id: c547f745a7 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します!私も須永くんが好きなので、この作品の続きが気になります!更新応援してます! (2019年2月24日 1時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎* | 作成日時:2019年2月23日 23時

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