第七 ページ7
土方side
ッたく…本当に困った奴らだ
特に新八、アイツは遠慮ってものを
少しは学んでくれ。
総司は総司で昔から俺を睨みやがるし
山南さんは…言うまでもねぇが。
貴方「土方さん」
土方「…あぁどうかしたか?」
貴方「何処か“二人で”行きませんか?」
おいおい、コイツ…
その言葉がどんな意味持ってんのか
知って言ってやがんのか…?
いや…コイツがンな事知るはずねェか
チッ…山南さんに釘刺されたってのに
土方「あぁ、いいぞ
良い所案内してやる」
あそこなら間違いないだろう
京の町を歩き、迷い込んだあの場所なら_
〜〜〜
貴方「綺麗…!」
土方「相変わらず咲き誇ってるな」
大きな垂れ桜が美しく花笑
今宵は満月故より一層輝いている
土方「此処はな、俺達しか知らねぇんだ
他の幹部連中には言ってねぇし
近藤さんにも教えてねぇ」
貴方「いいんですか?私に教えても」
全く、この俺がここまでしても
気付かねぇとは…いやだからこそ
俺はコイツに__
土方「お前だから教えたんだよ、
此処の桜は年中咲いてるんだ」
貴方「狂い咲きの桜…?」
土方「そうだ、たまに気分転換に来る
ここに居ると悩みが軽くなる気がしてな」
貴方「そうだったんですか…
さぞ苦労を…」
土方「まぁそれなりにな」
…もうこんな時間か
幸せな時は過ぎるのが早い
土方「A。時間だ帰るぞ。
明日は隊士と顔合わせしなくちゃならねぇ」
貴方「あっ、はい!
また来ましょうね土方さん!」
土方「ああ、そうだな」
瞳を伏せそう語る土方は
優しく幸せそうな笑みを浮かべていた
〜屯所〜
Noside
総司「ちょっと土方さん?
僕達より遅いってどういうことですか?」
貴方「あはは…(苦笑)」
土方「お前には関係無い事だ」
総司「ふ〜ん、門限破りは切腹〜とか
言いながら自分は門限破りですか?」
土方「馬鹿言ってんじゃねぇ、
まだ時間過ぎてねェだろうが」
総司「チッ」
土方「おいテメェ、それは何の舌打ちだ」
総司「別になんでも。
じゃあ僕は行くんで。またねA」
貴方「うん、また明日ね総司」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー薄桜鬼!
総司の刀
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紫蝶桜 - 薄桜月若菜さん» マジですか!ありがとうごさいます! (2018年8月14日 16時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
薄桜月若菜(プロフ) - この小説、面白いです!更新楽しみにします!頑張ってください! (2018年8月7日 20時) (レス) id: e64581d85c (このIDを非表示/違反報告)
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