その９ ページ22
ーーー
――青江さんが本霊の元へ送られた事により、神域が壊れてようやく外に出る事ができた私達。
空を見上げると、太陽を隠していたハズの霧は少しずつ消えていっているのがわかる。
そんな中、自由になった三日月さん達は私と次郎ちゃんに優しく微笑む。
三日月「主、お主のお陰で俺達は封印を解かれ、本来の力を発揮できる様になった。ありがとな。
…後の事は俺達に任せてほしい。」
数珠丸「貴女は本丸の屋根の上へ向かいなさい、そこで祈祷をするのです。
貴女の今の霊力と私達の力が合わされば、この本丸一体の浄化等容易い御用でしょう…さすれば、出陣や遠征に行かさせられた部隊達にも連絡が届きます。」
『いいですね？』と聞く数珠丸さんに、私は何も言わずに頷く。
まだ、まだだ。
…まだ、泣いちゃダメだ。
だが、そう思わず溢れ出そうな涙を抑えていると…
「審神者と爺さん達はっけーん！！よくも青江をやってくれたな！」
「後ろだぜ！」
「斬りだ！」
次郎太刀「ッ、主、早く行きな！！」
「っ、ありがとう…！」
そう次いで、次々と斬りかかってくるのはあっちの本丸の鶴さん、獅子王君に骨喰君だった。
だが次郎さんは負けじと鶴さんの突きを本体で止め、三日月さんは涼しい顔で骨喰君の攻撃を止め、そして数珠丸さんは無表情のまま獅子王君の本体を止めた。
その一方で、私はそのまま走って逃げる。
まずい、光が戻ってきてるせいで太刀以上の刀剣達の活動が比較的活発になってきている。
ひとまず屋根には行くとして、彼等から完璧に逃れるにはどうしたら…！
――だがそう考えていた矢先、私は眼の前に広がった光景に思わず足を止めた。
「っ、か……
加州…君……？」
「さ、審神者ッッ……！！」
見えたのは、あの夢以来全然姿を現していなかった加州君と、
「逃げて、くれ……！身体が、言う事を…！！」
「ッッ！！」
グググ、と何故か加州君に向けて刀を振り上げていた、山姥切君だった。
――言霊か。
そう瞬時に悟った私は、気づけば加州君に向かって声を張り上げていた。
「加州君ッ！！避けて、山姥切君は言霊で操られている！！」
『そのままじゃ本当に斬られるよ！』と必死に叫ぶ私だが、加州君は答えてくれない。
加州「…やっぱ、り…」
…それどころか、どこか様子がおかしいのだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
勇者の人(プロフ) - 伯方の塩さん» 一応伏線的なあれではありましたね…もう少しで完結致しますのでお楽しみに！ (2022年3月27日 22時) (
レス) id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - おかしいと思ってたんだ…捌のイラストが不穏な感じだって気づいてたのにッッ！！ (2022年3月27日 20時) (レス) id: 4c969d5113 (このIDを非表示/違反報告)
伯方の塩 - うああああああああああぁぁ、！！！！、！！！！！、審神者ちゃんがッッ！！嘘だあああ！初期槍様！！早くッッ！！はやぐがえっでぎでぇぇ！！！、！ (2022年3月27日 20時) (レス) @page29 id: 4c969d5113 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 名無しの某さん» いえいえこちらこそ閲覧ありがとうございます、次週もお楽しみにッ！！！（クソデカボイス返し） (2022年3月27日 0時) (レス) id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの某 - うばぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!審神者ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!! 死んだら許さねぇぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!(おま誰) 今週もありがとうございます、作者さん!!!!(大包平並みのクソデカボイス) (2022年3月26日 23時) (レス) @page29 id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：勇者の人 | 作成日時：2022年3月12日 6時
