その９ ページ10
『――ンン〜お困りのようだねぇ！』
長谷部『なっ、誰だ！？』
『デコりたいのならアタシ達に任せな、大体こういうのは容器をカワイイのに変えりゃいいのさ！
あぁ選べよ、星(型の容器)を♪』
『ハーブで、アクセントも♪』
長谷部『次郎太刀、燭台切…！愛情注いで♪』
『『『『フンフフッフンフンフーン♪』』』』
……だが、歌は鳴り止むどころか、何故か次郎さん達まで乱入してミュージカル調になる始末。
何これ、ぞうすいミュージカルなの、ぞうミュなの？？
しかもサビ直前のところで全員歌詞うろ覚えとか……
…ってダメだダメだ、ツッコむな！！寝ないとマジで怒られる！
そう思って必死に顔をしかめながらも寝ようとするものの、邪魔は続く。
長谷部『おおっ…この仕上がり、星の様に輝く主にピッタリだ！』
蜻蛉切『あっお待ち下さい、運ぶ前に"ついったー"用の写真だけ…！』
燭台切『僕も写真集に載せたいな。次郎さん、悪いけど僕と一緒にこの可愛子ちゃん(※雑炊)を撮ってくれるかい？』
次郎太刀『ああもちろんさ、後で写真も盛らないとね！』
御手杵『しかしさすが兄貴、アコギな商売しとりますわ…』
日本号『くくく…こんだけ汗流したんは、昔本丸にダンプ突っ込んできて以来やなぁ…』
「いっその事ホントに突っ込んでやろうかあいつらァァァ！！！」
大倶利伽羅「おい、何をする気だ！」
最早意図的にやってるだろと思う程のボケのオンパレードに、私は遂に我慢できなくなり起き上がって厨に向かおうとする。
もういい、風邪だろうがなんだろうが関係ない！どうせ私を休ませる気がないんだったら、こっちも起きてるまでだ！！
そんな私の行動を見て、不審に思った伽羅さんは私を止めようとした、
まさにその瞬間。
「…
ぁ、れ…？」
大倶利伽羅「っ、大丈夫か！」
――目の前の視界が突然ぐにゃっと曲がり、私は思わずふらついてしまう。
大倶利伽羅『……、っ…り、ろ…！』
珍しく焦った様子の伽羅さんが私の背中を擦りながら何か言ってるけど、生憎酷い頭痛が邪魔してまともに聞き取れない。
…やがて肩で息をしていた私は停電するかの如く、目の前が真っ暗になった気がした。
あ…限界、超えたな。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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勇者の人(プロフ) - 羽月さん» ありがとうございます😇🙏そこまで笑って頂けるなんて本当に嬉しいです！ (2022年9月20日 9時) (
レス) id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - 笑いすぎて喉乾いたから飲み物飲もうとしてもどーしても見ながら飲んじゃうから飲み物が喉を通ろうとしないんですとっても面白いです（ (2022年9月17日 23時) (レス) @page35 id: cd8f900caf (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 安奈さん» それは作者としては嬉しいお言葉です。どうかお大事に（笑） (2021年12月11日 23時) (レス) @page27 id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - これ読んで笑い過ぎたのか腹筋が崩壊しました。 (2021年12月11日 20時) (レス) @page36 id: 684d6cbe53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年11月27日 6時
