その１０ ページ46
「お、おのれ、よくも…禁忌の技を…」
和泉守「っははは、やっぱこれって迷信じゃなかったんだな〜」
長谷部「和泉守貴様ァァァ！！」
和泉守「うわやべ！」
鶯丸「ブフッ…クッ……大丈夫か、お前達」
「笑ってんじゃないよお爺ちゃん！！洒落にならないくらいヤバいんだからねこの状況！！」
必死に笑いを堪えながらも手を差し伸べてくれる鶯丸さん。
だが私達は感覚が完全におかしくなってしまい、畳でのたうち回る。そのせいで鶯丸さんは大爆笑していた。後で覚えてろよお前。
石切丸「あ、そういえば主さん、さっき私に用があるって鶴丸さんから聞いたんだけど…」
『どうかしたのかい？』と聞いてくれる石切丸さん。そうだ、すっかり忘れてた！
「石切丸さん、く、くらっ、蔵がマジでやばい！！」
石切丸「蔵…？どれくらいやばいんだい？」
「ど、どれくらいヤバいかっていうと、
マジやばい！！」
鶴丸「君の語彙力がそこまで低下するとは相当なんだろうな」
「とりあえず、あれ多分放っといたら危険だと思うから！！ね、ソハヤ君！？」
ソハヤ「あ、ああ、アレはちょっと影響が出そうだからな！」
そう私達はあたふたしながらも必死にお祓いしてほしいと頼むと、石切丸さんは『そういう事か』と頷いた。
石切丸「わかった、祈祷をしておこう。どういう霊だったんだい？」
「えっと、暗かったからよくわからなかったんだけど、結構大きい人だった」
ソハヤ「へ、変な布も持ってたよな…後のそのそ動いてた…」
「そうそう、結構大きな荷物を抱えてて……
…って、石切丸さん？」
――ソハヤ君と一緒に必死に特徴を思い出して説明していれば、やがて私は石切丸さんが無言で俯いてる事に気づく。
…いや、
石切丸さんどころか、私とソハヤ君以外全員俯いていた。
『おい、それって……』
『……まさか…』
何故か静かにザワザワとし始める男士達に、私達はただならぬ空気を感じる。
…え、何？
なんなの、やっぱりそんなやばい奴なの？？
訳のわからない怖さに思わず青ざめていると、やがて石切丸さんは立ち上がる。
石切丸「……ソハヤノツルキさん、ちょっといいかな」
ソハヤ「え、あ、ああ！」
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勇者の人(プロフ) - 羽月さん» ありがとうございます😇🙏そこまで笑って頂けるなんて本当に嬉しいです！ (2022年9月20日 9時) (
レス) id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - 笑いすぎて喉乾いたから飲み物飲もうとしてもどーしても見ながら飲んじゃうから飲み物が喉を通ろうとしないんですとっても面白いです（ (2022年9月17日 23時) (レス) @page35 id: cd8f900caf (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 安奈さん» それは作者としては嬉しいお言葉です。どうかお大事に（笑） (2021年12月11日 23時) (レス) @page27 id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - これ読んで笑い過ぎたのか腹筋が崩壊しました。 (2021年12月11日 20時) (レス) @page36 id: 684d6cbe53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年11月27日 6時
