その3 ページ39
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「…ここにはいらなくなったものしか、置いてないって」
「「イヤアアァァァァァッ!!!」」
そうサニエさんが不気味な笑みを浮かべて呟いた瞬間、私とソハヤ君は思わず抱き合って悲鳴を上げた。
――時は西暦22XX年。今日も元気に審神者をやっていた私はこの日、最近顕現したばかりのソハヤ君、もといソハヤノツルキ君を近侍として連れてサニエさんの本丸に遊びに来ていた。
本来は軽いお茶会のつもりだったのだが、何故か次第に話していくうちに季節はずれの怪談話をやる事になって今に至るんだけど…
サニエ「あっははは、いいわね、今まで話してきた相手の中で一番いい反応だったわよ!!」
「め、めっちゃ怖かった、ちびるかと思った……」
ソハヤ「生々しいのは心臓に悪いよな、ほんと……」
泣きそうになりながらも呼吸を整えると、サニエさんはそんな私達を見て満足そうに笑っていた。性格悪いぞこの人。
すると今度は一緒に参加していたサニエさん本丸の青江さんと近侍の後藤君が笑う。
青江「これはうちの主の十八番の話でね、普段うちに新しい刀剣が来る時はいつもこの話をしているんだよ」
「へー、そうなんだ……」
後藤「大将、前五虎退にやった時はマジ泣きされて後で山姥切さんに滅茶苦茶怒られてたけどな〜」
サニエ「あれはさすがに反省してるわ…あんたや不動ちゃんは今でもビビってるわよね」
後藤「う、うるせえよ!」
軽い口喧嘩を繰り広げるサニエさんと後藤さんの横で、『ただの作り話だから安心してね』と私達に言ってくれる青江さん。作り話じゃなかったらマジで号泣してるところだったよ……
そんな事をしていると、ふとサニエさんは時計を見上げて『あら、もうこんな時間』と呟く。どうやらいつの間にかここに来てから3時間も経過していた様だ。
「あっやば、門限過ぎそう…」
ソハヤ「主、早く戻ろうぜ!」
サニエ「あら、あんたの本丸門限なんてあるの?」
「『夕餉が始まる6時前には帰ってきてね』って燭台切さんと蜻蛉切さんに言われてて…」
サニエ「それはしっかり守った方が良さそうね」
いそいそと靴を履き直す私達に、見送りに来てくれたサニエさんと彼の男士達。ここは短刀がほぼ揃ってるから好きだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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勇者の人(プロフ) - 羽月さん» ありがとうございます😇🙏そこまで笑って頂けるなんて本当に嬉しいです! (2022年9月20日 9時) (レス) id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - 笑いすぎて喉乾いたから飲み物飲もうとしてもどーしても見ながら飲んじゃうから飲み物が喉を通ろうとしないんですとっても面白いです( (2022年9月17日 23時) (レス) @page35 id: cd8f900caf (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 安奈さん» それは作者としては嬉しいお言葉です。どうかお大事に(笑) (2021年12月11日 23時) (レス) @page27 id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - これ読んで笑い過ぎたのか腹筋が崩壊しました。 (2021年12月11日 20時) (レス) @page36 id: 684d6cbe53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勇者の人 | 作成日時:2021年11月27日 6時