初期刀？いいえ、初期槍です。《肆》【刀剣乱舞】

その１０ ページ36

そんな事を考えていると、宗三さんはわかりやすく頭を抱えていた。


宗三「あの…マトモな人はいないんですか、ここ」


「ざ、残念ながら……」


そう返せば、宗三さんは溜息をついた。


だがそれぞれ色の違う瞳で私を捉えると、やがて宗三さんは優しく微笑んでくれる。


宗三「…まあ、文句を言っていても仕方ありませんからね。

貴女が天下を取る事に興味があるかはわかりませんが…一応貴女を表に出しても恥ずかしくないように、ある程度は教育していくつもりです。

以後、お見知りおきを。」


すると自己紹介と共に手を差し伸べられたので、私は喜んでその手を握り返した。


「……！よろしくね、宗三さん！！」


周りの桜吹雪より、一段と映えて見える彼の姿。


儚げで華奢な見た目とは裏腹に、やはりその手は刀を握るだけしっかりしていた。



そんな私達に、長髪の彼も喜んでいたようで…



江雪「wwwこれこそwww和睦wwwwww」


宗三「…後早く兄様のバグを直してくれます？」


「…すぐ取り掛かります」



※ちなみにこの後一緒に和睦願ってたら直った。


ーーー


(http://uranai.nosv.org/uploader/common/3/e/e/3ee5bdb8a46ed133f49dda07f075cf8a.png)

↑暇つぶしに描いたシマエナガちゃんと鶴さん。審神者ちゃんの年齢操作注意です。

十五本目『百人乗ってもダイジョーブ！』→←その９

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