その3 ページ29
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おっす、おら審神者。
えー…あの後どうしたかと言うと、もちろん私達は事故で負傷させてしまった宗三さんを急いで手入れ部屋まで連れていき、即座に手当てをしました。
それでようやく手入れを終えたところで、宗三さんは私に仲良く自己紹介……
宗三「宗三左文字と言います。貴女も、天下人の象徴を侍らせたいのですか…
…と聞きたいところですが、まずその前に色々物申させて下さい」
「う゛あ゛あぁぁああっ発言と行動が一致してないよこの人ォォォ!!」
……という名の、見事な抜刀術を見せて頂きました。わぁ、ご本体がお美しいですね(白目)
そんな荒ぶる宗三さんに、付き添い兼知り合いの長谷部さんや私と道連れになった兼さんは必死に彼を止めようとする。
長谷部「待て落ち着け宗三、主にも悪気があった訳じゃない!!」
宗三「僕を罵倒しながら竹刀をぶん投げてきた彼女を信じられるとでも?」
和泉守「違う、あれはあんたを罵倒してたんじゃなくて俺を罵倒してたんだ!だから主に手を出すのはやめてくれ、元はと言えば全部俺が悪いんだ!!」
宗三「ならば貴方も死になさい。ついでに長谷部も」
長谷部「俺をついで感覚で殺そうとするな!!」
そんな皮肉と毒舌っぷりに定評のある宗三さん。村正さんとなんかある意味気が合いそうで怖いです…
…っていやいやそうじゃなくてどうしよう、マジで殺されそうなんだけど私!!
「ひぃいいんごめんなざい、謝りますから、謝りまずがら斬らないでくださいぃぃぃ!!」
土下座、というか土下寝でそう必死に懇願する私。プライドとかノッポ恐怖症なんて最早目じゃない。
すると宗三さんはガチで号泣している私を見兼ねたのか、少し引きながらも刀を鞘に収めてくれた。
ゼェゼェと息切れになっている長谷部さんと兼さんを他所に、宗三さんは深く溜息をつく。
宗三「ハァ…
…もういいです、わかりましたよ。貴女に悪気はなかった、というのは伝わりましたから」
『顔を上げてください』、と言ってくれる宗三さんに、私はしゃくりあげながらも涙と鼻水だらけの顔を上げる。
「う゛っ、うえ゛っ、ぞうざざん、」
宗三「次からは気をつけて下さい。あれがもし僕ではなく人間だったら怪我をしていましたよ」
「っご、ごめんなざい……」
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勇者の人(プロフ) - 羽月さん» ありがとうございます😇🙏そこまで笑って頂けるなんて本当に嬉しいです! (2022年9月20日 9時) (レス) id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - 笑いすぎて喉乾いたから飲み物飲もうとしてもどーしても見ながら飲んじゃうから飲み物が喉を通ろうとしないんですとっても面白いです( (2022年9月17日 23時) (レス) @page35 id: cd8f900caf (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 安奈さん» それは作者としては嬉しいお言葉です。どうかお大事に(笑) (2021年12月11日 23時) (レス) @page27 id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - これ読んで笑い過ぎたのか腹筋が崩壊しました。 (2021年12月11日 20時) (レス) @page36 id: 684d6cbe53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勇者の人 | 作成日時:2021年11月27日 6時