ここの人たちって非常識なのかな 2 【名探偵コナン】

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「…………………すみませんが、先程から、
その"俺のAちゃん"って言うのやめてくれませんかね…。
気分が悪いので。

Aさんは僕の大切な人なんです…。
お前のものであってたまるか！」



え、た、大切な人？どういうこと…？




「クソッ…。何なんだよお前…。殺してやる…！」



そう言いながらじわじわと透さんが投げ捨てた包丁の方に近づいていくストーカー。

しかし、その包丁の元には…。





「まだ抵抗しようとしているのか？
いい加減、諦めたらどうです…。」




ストーカーの手が今にも包丁に届こうとしたとき、昴さんが包丁を踏みつけた。




「は？なんだお前…。」

「ただのAさんの近所に住んでいる者ですよ…。

Aさんを傷つけたんだ。
逃しはしない…。」



そう言ってストーカーを手刀で気絶させ、ガムテープで縛りあげてくれる。




ふぅ…。やっと、捕まった…。
少し安心する。




………………はっ！
そういえばまだ透さんに抱きしめられたままだった！

急いで離れようとするも、
透さんが強くて抱きしめているため、出ることが出来ない。



「あ、あの…透さん…
いつまでこの状態なんでしょう…？」


「………………ん？あぁ、いいじゃないですか。
暫くこのままでも。」


「よ、良くないです…！
ていうかまだお客様いますし、警察も呼ばないといけないし、私、もう大丈夫ですから…！」


「…………そうですか…。
まぁ確かに色々することがありますからね…。」


透さんがしぶしぶ離れてくれた。

あぁ、心臓に悪い…。



　 ︙
　 ︙


その後警察の方が来てくれて、ストーカーを連れて行ってくれた。
目撃者も多いので、逮捕することができるそうだ。

お客様にも今日は帰ってもらい、
今ポアロには私と透さんと昴さんしかいない。

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