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「この出来事の始まりは私の幼少期に遡ります。

私は5歳の誕生日、家族旅行をしているとき、
不幸にも交通事故で両親を亡くしました。

それから心を許せる人もいないまま、独りで生きてきて、私は大学を卒業し、24歳になりました。

私は銀行員に就職し、普通の生活を送ろうとしていたんです。」



「Aさん、ポアロに来る前は銀行員だったんですか…?」


「えぇ、まぁ…。
とりあえず最後まで聞けばわかります。

ある日、私の勤め先の銀行が銀行強盗に合ったんです。
不運にも私は人質として選ばれてしまいました。

日本の警察は優秀ですね。
なんとか警察は強盗犯が逃げる前に到着したんです。

これで助かる。そう思いました…。

でも判断を見誤って、強盗犯が私に銃を押し付けているにも関わらず、突入してきたんです。

それに焦った強盗犯が私の頭を撃ち、
私は、死にました…。」



「…は!?死んだ!?
じゃあ、今ここに居るAさんは…?」



「ここからが1番重要な所です。

私も撃たれた時は、私、こんなところで死んじゃうんだ…って思ったんです。

でも、私は次の瞬間自分の部屋で目を覚ましました。

自分でも信じられませんでした…。
私はさっき死んだはずじゃ…って。

その後、私は机の上に届いた記憶のない手紙が置いてあることに気づいたんです。

その手紙には、私が別の世界で生き還ったということが書いてありました。
私が前の世界で不幸すぎたそうで、
不平等が生じないように、新しい命を与えた、とも。」




透さんが呆然としている。


「つまり、Aさんは別の世界の人だと…
そう言いたいんですか?

でも、どうしてAさんはそんな手紙を信じたんですか?
もしかしたら、Aさんが死んだというのは夢かもしれませんし、
その手紙を信じる根拠はないはずです。

すみません、Aさんを信じないというわけではないんですが…。
どうしても、気になってしまって…。」




「しょうがないです。普通ありえませんから…
私もいきなりこんな事言われたら信じられません。

実は、前の世界では、この世界は漫画だったんです……。
透さんも、昴さんもコナン君もその漫画のキャラクターでした。

なので、その人たちがこの世界に存在している時点でここは違う世界だと…そう判断出来たんです。」

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ルル - 一気読みしました!!とってもとっても面白かったです!!! (2020年3月29日 19時) (レス) id: 8704b5e388 (このIDを非表示/違反報告)
蘿娜(プロフ) - サイコーの作品です♪(*´艸`)一気に読みしました,読み終わったら(*´д`*)ハァハァしてました, (2019年3月1日 0時) (レス) id: 7c2164c68a (このIDを非表示/違反報告)
- ありがとうございます!更新頑張りました。 (2019年2月25日 7時) (レス) id: f237a0aef5 (このIDを非表示/違反報告)
loveharuma0927(プロフ) - 完結おめでとうございます!更新も早く楽しく読めました。次回作も楽しみにしてます。 (2019年2月24日 23時) (レス) id: 671f7b5f40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 彼女ちゃんは、大変だたね、親が、それにいまみんながいるから大丈夫だよん次回はとても楽しみにしてます (2019年2月23日 19時) (レス) id: 39dc77cd6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年2月22日 10時

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