大野先生。 ページ12
戻ってきた大野さｎ…大野先生は、青色のスクラブに白衣を羽織ってスポーツブランドのサンダルを履いて、髪の毛は寝癖が直されてすっかりドクターの顔だった。
智「迷わなかった？…うち小さくてビックリしたでしょ？」
机の上をガサガサとしながら、何かを探している大野先生。
A「すぐ分かりました。」
智「あれ？どこだっけ…？」
いろんな引き出しを開けたり閉めたり…。
この人、大丈夫かな？
智「あっ、コレコレ。
あった、あった。」
何枚か書類を持って、私の目の前に座った大野先生。
智「これ、うちの就業規則とか誓約書。いっぱいあるから後で読んでサインしてね。」
大きめの茶封筒に書類を入れて、私に渡す。
…結構適当？
智「んで、小宮さんには外来に付いてもらいたいんだけど大丈夫？」
A「はい…。」
智「俺は婦人科を診てるんだけど、小宮さんは産科のナースだったからさ、産科をお願いしたいんだけど…うち、ちょっと変わっててさ。先生にナースが一人付くんだよね。
んで、産科は今、翔ｃｈ…櫻井先生っていう俺の同期にお願いしてるんだ。
結構イケメンで人気あるんだよ、翔ちゃん。」
翔ちゃんって…
よっぽど仲良いんだろうな。
櫻井先生…か。
どんな先生なんだろう…。
怖くないといいな。
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作者名：晴日。 | 作成日時：2012年7月14日 21時
