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百十九話 ページ37

やっぱり炭治郎君は凄い。

それを改めて痛感した。

無限列車の時といい、こんなにボロボロになって。それなのに成長する。

この短時間で。

まるで物語の主人公だね。

重く速い斬撃が私を襲う。まだ本調子じゃないのもあるのだろう、捌くのが誠意いっぱいだ。

『(もっと鍛錬しなくちゃ…)』

宇「A!!」

炭「…!!」

遠くにいたはずの宇髄は、いつのまにか近距離にいて。
何故か私の名前を叫んだ。

妓夫太郎が目を見開く。死んだと思って疑わなかった奴が目に前にいればそりゃあ誰でも驚くだろう。

というか、

『なんで来たんですか!?ここから離れてください。危ないですよ!!』

宇「いや俺柱!!後輩や下の階級の奴らが命懸けで戦ってんだぞ!それに____」

『いやホント、腕もない年増はとっとと隠居をした方がいいです。』

宇「話聞けよ!?」

この人なんだかキレ気味なんだが。休んでて下さいよ。そんな思考も、次の宇髄さんの一言で崩れ去った。

宇「【譜面】が完成した!!勝ちに行くぞォオ!!」

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作者名:まかろん | 作成日時:2021年1月7日 6時

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