第2話 自己紹介 ページ5
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━━━その頃、買い出し班は…。
「そう言えば、主は妹の方についてなくて良かったのかい？」
「……はぁ？」
万屋に行く道中、近くにいた次郎太刀に突然そう言われ、大和は思わず眉間に皺を寄せた。
「次郎。余り主を困らせては…」
「だって〜。いつも妹のこと気にしてるみたいだから気になるんだもーん」
「…そんな大した理由じゃねぇよ」
大和はそう深く溜息をついた。
その後、少し恥ずかしそうに頬をかいたがすぐに真顔になり、遥か向こうの空を見つめた。
「あんな沢山のイケメンに囲まれたら、己の不甲斐なさで多分発狂する」
大和は「ははは…」と爽やかに笑ったつもりであったのであろうが、目は明らかに笑っていなかった。
「俺も、イケメンになりたい……」
大和がそっと呟いた一言は、朝の爽やかな快晴に消えていった。
＊
「薙刀、巴形だ。何かあれば、俺を呼んでくれ」
「俺は小竜景光。君が今度の主かい？」
「私は篭手切江。これからよろしくお願いします」
「ぼくは亀甲貞宗。これからよろしくねご主人様！」
「わたしは小豆長光。きみは…すいーつ、すきかい？」
「毛利藤四郎と言います。これから力を合わせて頑張りましょう！」
「俺は大般若長光。これから世話になるよ」
「僕は日向正宗。これからよろしくね」
「はい！巴ちゃんに、竜ちゃんに、こーちゃんに、きっちゃんに、あずちゃんに、
嬉しそうに撫子が言い、深々と頭を下げる。
あだ名で呼ばれた8振りの刀剣男士達は皆不思議そうな顔をした。
そんな顔を見て、撫子は慌てて説明する。
「あ！さっきの呼び方に関しては、私が早く仲良くなりたくて決めただけなので、嫌だったら言ってください…！」
「うん。信頼関係は早く築いた方がいいもんね。僕は構わないよ」
「ふふっ、ご主人様がそう言うならぼくは何でも構わないよ？」
「俺も主がいいなら構わない」
「わたしもかまわないよ」
「こーちゃん…ふむ、成程。そういう手も…」
「あんたの呼びたいように呼べばいいさ」
「主さまがそうしたいなら、僕は構いませんよ！」
「竜ちゃんか…。少し恥ずかしいけど、これはこれで悪くないね」
「そう言っていただいて嬉しいです」
そう言い、撫子は優しく微笑んだ。
「では早速この本丸の案内と説明をしますね」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー刀剣男士
御手杵
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