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「いえ、なんか、俺だけ、、がっついててすみません」
『…え、』
なんか、課長の俺って言い方ドキッとした。
いつも僕って言ってたから
なんか、課長も男性なんだな、なんて。
結局駅前のマックに入り
月見バーガーとサラダとコーヒーを頼む。
課長は、月見バーガーとポテトとお茶にナゲット15個。
周り、大学生やら
高校生やら。
なんなら中学生もいるかな？
サラリーマンもちらほら。
で、急に村上の事聞かれて
なんて答えていいのか分からなくて
黙ってしまった。
「村上さん…奥さんいてはりますよね」
『…うん』
「…不倫はあかんと思うんです」
『違うよ、そんな関係じゃないし。勝手に私が片想いしてるだけ』
「…」
と、そこでハッと気づく。
勝手に片想い。
私の数年ずっとこう。
家庭を壊したい訳じゃない
そもそも村上が私のことをどう思ってるかなんて分からないし、奥さんいるのに私に気があるなんてそんな村上は嫌だ。
思い出す、その昔。
あれは何だっけ？
入社して何年目かの社員旅行だっけ？
宴会でもしこたま呑み
さらに久々にあった他の同期達とも部屋で呑み
ぐでんぐでんになった私(成長してない)
周りのみんな次々酔い潰れて
残ったのが私と村上。
『まだ呑む〜？』
「まだいけるで」
『よし、これ空けようー！』
「お前ホンマに酒強いな」
『いやぁ、村上も顔真っ赤じゃんw』
「お前も真っ赤やんけ」
『そーお？』
「…ん、赤いな」
『…そんなことないよお』
「………A」
『………ん？』
ちゅ、っと
1度だけ。
ホントにその1度だけキスしたの。
「…………………」
『…………………』
「あ、のさ…」
そこで誰かが起きた音がして
お互い距離を取った。
「………あー、村上とAさん、まだ呑んでた？俺も呑む」
「おー、呑もうや久しぶりやし」
結局あのキスは何だったんだろう。
その後触れることも無く
無かったことになってしまった。
そして村上は
結婚してしまって
私もあのキスの事は聞けずじまい。
ていうか、今更聞いたところで？
私の拗れる原因にもなってしまった。
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sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさぁぁぁん！いらっしゃいませ！最近書いてないんですけど読んでくれる人がいる限りがんばりまーす (2021年7月9日 16時) (
レス) id: 5fab4b2048 (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - お久しぶりです。また、一人で、キュンキュンしながら一気読みでした。村上さんの優しさがたまらんです。言われたい。大倉氏も年下だけど、いい。すごくいい。貴方の前でしか呑まないです。そして、sangoさんのお酒の知識にいつも勉強になります。また、待ってます。 (2021年7月9日 8時) (レス) id: ece002bc32 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - まりえさん» まりえさん、ありがとうございますっ。何か浮かんできたら課長書きたいなあとは思ってるのですが…予定は未定です。頑張ります(笑) (2021年1月13日 20時) (レス) id: 5fab4b2048 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - kuraさん» kuraさーん、いつもありがとうございます。年下敬語伊達メガネ、私の好きを詰め込みました(笑) (2021年1月13日 19時) (レス) id: 5fab4b2048 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - kururiさん» kururiさん、初めまして。コメントありがとうございますっ。楽しんでもらえたなら幸いです。また良かったらきてくださーい。 (2021年1月13日 19時) (レス) id: 5fab4b2048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2020年12月23日 20時
