それでは、また明日(緑)

17 緑side ページ17

『課長ぉー、ホントメガネ無い方が良いのにぃ』



「はは」



もう酔うてるなAさん。
ずっと眼鏡無い方がええゆうて
そればっかり繰り返しとる。
あの、あんまりカッコイイ！とか
イケメン！とか言われると照れる。
いや、褒めてもらうんは嬉しいんやけど
何回も言われると、ほんまかな？なんて
勘ぐってしまう性格で。




「Aさん、酔ってますね」


『そんなことないですよぉー』


「どうします、僕のうち来ますか？」


『えっ、課長のおうち？』


「前、泊まったことあるやないすか」


『そうだっけ…』


「なんなら、前回コンビニで買った歯ブラシとか残ってますよ」


『着替え…無いよ…』


「…それは、下着とブラウス位なら洗濯機すぐ回すことも出来ますけど」


『んー、いいの？』

「もちろん良いですよ」

『じゃあ課長のおうち行くー』



やべ。
付き合ってるってなっとるからええものの。
こんなんAさんの
手のひらの上で踊らされてるんちゃう？

そっから
フラフラのAさんを
抱きかかえるようにして
マンション連れてったけど
傍から見たら怪しいヤツとか
思われてへんかな？心配。



「はい、服洗濯するから脱いでください」



『ねむい、、、』


「あの、服洗わないと明日着るもんないすよ」


『ねる、、、おやすみ、、』


「ちょ、ちょっと！Aさん？」



嘘やん！
ソファで寝てもうた！！
どないしよ！！

スーツはファブリーズ掛けといたらええけど
ブラウスと下着………。



「すみませんっ！脱がします！」




ジャケットを脱がせて
ブラウスのボタンを1つずつ外す。

なんなの、俺。
これ、試されとんの？

ブラウスを脱がすと
キャミソール着てて。
これも洗った方がええよな…？

「はい、ばんざーいして下さい」


『ばんざーい』


「起きてます？」


『むにゃむにゃ…』


夢見心地なのかな。
ほんまに可愛ええ人…。


遂にブラまで来た(笑)

背中のホックを外して
ブラを奪って
なるべく素肌は見ないようにして
俺のパジャマ(前開き)を羽織らせた。


「……パンツどないしよ」



正直、下着ぐらい
1日洗わんくてもええよな？


スカートとストッキングだけ何とかぬがせて
パジャマのズボンを履かせて
お姫様抱っこしてベッドへ連れてった。



『ん、、課長ぉ、、』


「なんすか…」


寝言や。
もう。

Aさんの頬に軽く触れてから
洗濯機回して
シャワー浴びて
洗濯物を干して寝た。

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