Taddy my love (緑) 01 ページ9
『taddy、お出かけするよっ』
私はトートバッグに
ぬいぐるみのtaddyを入れて出かける。
…ヲタクと言われたらそれまでなのですが
このちびぬいが可愛くて
何処に行くのも一緒なのです。
ボールチェーン付いてるから
ぶら下げても良いんだけどね。
頭引っ張られたら髪の毛抜けちゃうかも、と思ってボールチェーンは外した。
そう、私はエイター。(大倉担)
クルクルと手のひらで踊るエイター。
コロナのせいでライブ無くなっちゃったからグッズの通販は鬼のように連打した(笑)
ボーイのぬいは
大きすぎて連れていくのも苦労したから
今回のチビぬい達は
サイズ的にとても有難い。
さて、世間は
某ウィルスの影響で
テレワークだったりするのですが
私の業種は
どうしても会社に行かなくてはいけなくて。
いつもよりも空いている電車に
taddyとデート気分で
頭の中で喋りながら会社へ向かう。
『taddy、聞いてよー。私さまた振られちゃった』
『(それは相手が馬鹿なんやろ？)』
『そう言ってくれるのtaddyだけだよーー』
『(ははっ、俺はいつでも君の味方や)』
『きゃーーー』
taddyは
大倉くんのDNAを継いでいない個人設定で、私に優しくて甘い言葉をかけてくれるのっ。
『もー、taddyが人間だったらいいのに』
『(俺もそう思うわ)』
会社について検温をパスして
アルコールスプレーを手に揉みこみ
いざ、出陣なり！
。
定時に仕事が終わり
私はそそくさと家に向かう。
まあ、こんなぬいを連れ出すようなオタクだから、インスタ好きのリア充の同期とは仲良くなくて。
『taddy、今日の晩御飯何にしよっか？わたし、代官山でパスタ食べたいなあ』
「は？何言うてんねん。ラーメン食いたい」
『………は？』
おかしい。
なんか空耳？
taddyが喋ってるように聞こえたんだけど？気のせいだよね？
「おい、無視すな。ラーメンや言うてるやん」
トートバッグの中を覗くと
taddyが内ポケットにしがみついて
私を見上げている。
『………えっと』
「こっから1時間ぐらいかかるんやけどええよな？」
『………えっと、これ夢？』
「は？夢ちゃうわ。腹減ったしずーーーっとラーメン食べに行ってへんねん」
『働き過ぎたかな、うん。帰ろう』
私はトートバッグの持ち手を掴み
見なかったことにして歩き出した。
「ゴルァ！人の話聞けやっ！」
んー、こんな乱暴な物言いのtaddyは
taddyじゃない。
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sangozygo(プロフ) - remonさん» 全然知らんのよ………（笑）とりあえずこっち極めるわ（早く書きなさい） (2022年4月10日 19時) (
レス) id: 26b90fc318 (このIDを非表示/違反報告)
remon(プロフ) - sangozygoさん» さんごさんもきてー笑笑 (2022年4月10日 19時) (レス) id: 3350c172a4 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - remonさん» お気に入り登録したよ（笑）どの世界でもレモンさんのおはなし読めるのうれぴー (2022年4月10日 19時) (レス) id: 26b90fc318 (このIDを非表示/違反報告)
remon(プロフ) - sangozygoさん» 流石さんごさん！私ちょっと別の世界に行ってきたんだよ。それがけっこう楽しくてさんごさんに報告してみた！ (2022年4月10日 19時) (レス) id: 3350c172a4 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - remonさん» やったー！！！何となくそんな気がした！！（笑） (2022年4月10日 19時) (レス) id: 26b90fc318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2020年5月20日 18時
