キャメロンストリート・レイシー2(青)

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次の日


早番はあたしと南条くん。


南「おはようございます」



「おはよ」



南「主任、C休いつ取ります？」




「あー、まだ決まってないけど、南条くんはお盆で取るの？」




南「あえてお盆外した8月にしようかなと」



「そっか。まぁ生活雑貨は南条くんだけだしね。家庭持ち。優先で選んで」




南「いつもすみません。助かります」




「ねぇ、南条くんってさ」



南「はい」





「なんで結婚しようと思ったの？」




南「なんで、って言うと…？」





「いや、参考程度に聞きたくて」




南「…その、彼女の付き合ってた人が亡くなって」




「え」




南「どうしても放っておけなくて強引にプロポーズしちゃいました(笑)」




あははと遠い昔を懐かしむように南条くんは
笑って伝票を持って検品に行った。


何歩か進んだとき、南条くんが振り返った。





南「結婚はタイミングですよ、主任」





「…ありがとう」




タイミング…か。

誰かもそんなこと言ってなかったっけ？

電撃入籍した芸能人。





中番で課長が出勤してきた。
今日も出来る女のまとめ髪に
ビシッとしたグレーのパンツスーツ。




佐「おはよう」



「課長、おはようございます」



佐「クリスマス…」




「え、もうそんな時期ですか。早い」



佐「半年先のこと考えないとねぇ。すぐお正月だよ。まだ夏のC休も取ってないのに(笑)」




「ですね」





安「おはようございます…」



佐「おはよう安田くん」



「おはようございます」



佐「あ、安田くん。今度の大阪展なんだけど」



「はいはい」




章大…。

昨日の事…。


ちゃんと話がしたいな…。


今日仕事終わったら会えるかな…。





。

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