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早速その日の放課後、
丸ちゃんと2人で体育館の端っこでスケッチブック片手にバスケ部の見学をしている。
ギリギリまで横山は
ホンマに来るんや…とブツブツ言っていたが聞かない振りをしていた。
色んな人に好奇の目で見られているが
まぁぐっと耐えよう。(ホントはスマホでムービー撮って退散したいのに)
あ、横山。
学校の体操服とは違って
黒のTシャツに赤いハーフパンツ。
バスケットボールをリズミカルに床にダンダンとついて、構えたと思ったら
真っ直ぐ空へと。
ボールは放物線を描き
ゴールに吸い込まれる。
動かしていた、シャーペンが止まった。
「ゆうちーん、ナイッシュー！」
「マルうっさいわっ」
『横山ってバスケ上手いんだね…』
「知らへんかった？ゆうちん、大阪の代表に選ばれてんねんて」
『へぇ』
いつも眠そうに
だるそうに椅子に座って
勉強もそんなに得意そうじゃないのに
漫画の事には熱くて。
こんな横山知らなかった。
ドリブルをする子から
ボールを弾いて奪い
味方にパスをして
またボールを受け取り
そのまま置くようにレイアップ(←スラムダンクで知った)
流れる、水のように。
無駄な動きは一切無くて。
そして、囲まれる。
たくさんの女子に。
「ゆうちん、モテモテやんな…」
『ホントだ…』
ちくん、
胸が痛い。
なにこれ。
また練習が再開されて。
他の子が投げたボールが跳ね返って
こっちに飛んでくる…。
それはスローモーションのように
近づいてくるバスケットボール。
…当たるっ。
「あぶなっ」
『きゃ』
。
。
。
「…っとに、そこ邪魔」
横山がヘッドスライディングしてボールを取った。
『ごめ、ん』
「危ないで見るなら向こうで見てくれへんかな？」
私と丸ちゃんは体育館の隅っこへ移動した。
『…丸ちゃん』
「んー？」
『私、やっぱり少女漫画で応募する』
「そうなん？」
『…うん』
。
家に帰りスケッチブックにペンを走らせる。
背の高い、黒髪の、学ランを着た
主人公が好きな同じクラスの男の子。
バスケ部で
キャプテンで。
指が長くて
綺麗な肌をしていて
「…これ横山じゃん」
私は独り言を呟く。
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sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさぁぁん！2ページで前回より短くなってごめんなさい（笑）ぐふぐふしてもらえたなら何よりです！ (2019年6月22日 9時) (
レス) id: 3df521cf6f (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - こんばんは。遅くに失礼します。通知をみて、キタコレ！って思いながらページ開けて。さらに、オォ！って。ぐふぐふしながら読みました！sangoさんに降りてきてもらえる日を待ってます！ (2019年6月21日 22時) (レス) id: ece002bc32 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさーん！この村上さんで長い話に出来たらいいなと思いつつ、3ページでごめんなさい(笑)かっこいい村上さんもヘタレな村上さんも書いてみたい2019年ですw (2019年2月16日 11時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - スーツ素敵。さりげなく助けに来てくれるのもかっこいい。自分の売場に来て欲しい！休憩中だったので、すごく癒されました。昼からも売場で妄想しますね。たまらん(*ﾟ∀ﾟ)=3 (2019年2月15日 12時) (レス) id: 6c276f17d6 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - がくたんさん» 言うバージョンもアリかなとも思いつつ、ここはチョコを手のひらに乗せてみたよ(笑)タイトルが決まらなくて公開を少し諦めてた…w (2019年2月14日 23時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年7月14日 13時
