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「グラス空やないですか。何飲みます？」
「あっ、ほんとだ」
メニューを取ろうとしたら
渋谷くんも手を伸ばしていて
指先がそっと、触れた。
そんなにゴツゴツしてなくて
爪もそこそこ整っていて
綺麗な指先だった。
「ごめんっ」
「いえ」
「…何飲もうかな」
「Aさん、緊張してます？」
「そ、んなこと！」
「かわい」
「！！」
「めっちゃ可愛いっす」
もうメニューで顔を隠した。
顔から火が出そうだ。
そしたら、グイッとメニューが下に。
「隠したらダメですよ。見えないやないすか」
「わたしもハイネケン！！」
「よろこんで！！」
。
それから4本ぐらいビールを飲んで
「Aさん、ほんまに付き合ったこと無かったんです？」
「そーなの。これまた」
「僕、信じてません」
「なんでー」
「…やって、Aさん可愛ええし、仕事出来るし、彼氏居るもんやとばっかり思うてました」
「またまたーー」
「いや、マジで」
「ほんとに、居なかったの」
「告白されたことは？」
「かなーーり昔に」
「OKせんかったんすか？」
「ん、その時好きな人いて。断った」
「デートした事は？コンパとかは？」
「な、い。女友達と遊園地とかはあったけど」
「あの、その…」
「ん？」
「キスしたことは？」
「あるわけないじゃん！！！」
「…」
「…」
私たちは数十秒見つめあって。
笑った。
「電車無くなるし帰りましょっか」
「うん」
お会計はテーブルチェックで
渋谷くんがサラリと万札を出した。
「お金…」
「いや、いっすよ。誘ったん俺やし」
「でも、私も払う」
「今日は出させて下さい。今度から半分こしましょ？」
「…」
「いや、カッコつけさせて下さいよ」
「…ごちそうさまです」
「いえいえ」
。
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sangozygo(プロフ) - はるまきさん» はるまきさん、ありがとうございます。なるべく定期的に更新したいのですが、それだとやはり最後まで書いてから公開するスタイルが合っているなぁと実感しております。焦ると良くないので納得行くまで突き詰めますね(*´ω`*) (2018年11月2日 7時) (
レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - 風邪は大丈夫でしょうか？急に寒くなってきましたからね(^^;お気をつけください。更新がくる度にワクワクドキドキしながら読んでます。お忙しいと思いますがさんごさんのペースで頑張ってください。大好きです(^з^)-☆ (2018年11月1日 9時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - がくたんさん» がくたんさーーーん！！お待たせぇぇ！！ (2018年10月21日 16時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - お帰りー！！！ばんざーい！！！ (2018年10月21日 15時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - 黒川夢路さん» 夢路さぁーん！なんと奇遇な。武蔵小金井はお近くなのかしら？その徳重のカフェ場所分かったから今度行ってみるwなんだろこのご縁。素敵だわw (2018年9月24日 13時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年8月20日 21時
