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"付き合って貰えませんか？"
不意にそんな事を言われて。
「いいよー」
「えっ、ホンマっすか！」
「うん、どこ行くの？買い物？」
「…へ？」
「え？」
「…」
「…」
「え、買い物とかご飯付き合ってとかじゃなく？」
「…参ったな」
「え？」
チーン、とエレベーターが付いて
乗ろうとしたら
渋谷くんに手で制されて。
開いた扉が
また、閉まった。
「Aさん」
「は、はい」
「そんなに僕とは脈無しですか？」
「え？」
「この場合の"付き合って"は、メシでも買い物でもないやないですか」
「ほぇ？？」
「からかってるんすか？」
「至って、真面目、だけど」
「…僕と」
と、言いかけてまたエレベーターが開き
中から1課の人が出てきたから
私達はそれに乗るしかなくて。
「Aさん」
「はい…」
「分かりました。メシ付き合うて下さい」
「はい」
ちょっとだけ不機嫌な渋谷くんの申し出に
断る理由は見つからなくて。
私と渋谷くんは
ご飯に行くことになった。
しかも、今日。
予定が無いので、これまた断る理由も無くて。
お互いの席に戻り
お昼まであと15分。
1度も目を合わせてくれなかった。
。
『それって絶対Aのこと好きじゃん』
「え」
玉ちゃんとのランチは
鉄板焼きのオムそばランチで。
『つーか、イマドキ"付き合って"でご飯とか女子中学生じゃないんだから。ありえん』
玉ちゃんは私が28年間彼氏が居ないことを知らない。
『渋谷くん可愛いし付き合っちゃえば？』
「…」
『Aいま、彼氏居ないんでしょ？』
「うん」
『好きな人はいるの？』
「いない」
『じゃー問題無いじゃん』
「玉ちゃん、好きでもないのに付き合うってアリなの？」
『純情ぶってw』
「いや、真面目なはなし」
『それこそ、ヤッてから付き合ったり、好きになることだってあるじゃん』
「ぶほっ！」
私は口の中のものを吹き出しそうになった。
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sangozygo(プロフ) - はるまきさん» はるまきさん、ありがとうございます。なるべく定期的に更新したいのですが、それだとやはり最後まで書いてから公開するスタイルが合っているなぁと実感しております。焦ると良くないので納得行くまで突き詰めますね(*´ω`*) (2018年11月2日 7時) (
レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - 風邪は大丈夫でしょうか？急に寒くなってきましたからね(^^;お気をつけください。更新がくる度にワクワクドキドキしながら読んでます。お忙しいと思いますがさんごさんのペースで頑張ってください。大好きです(^з^)-☆ (2018年11月1日 9時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - がくたんさん» がくたんさーーーん！！お待たせぇぇ！！ (2018年10月21日 16時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - お帰りー！！！ばんざーい！！！ (2018年10月21日 15時) (レス) id: c5150bc668 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - 黒川夢路さん» 夢路さぁーん！なんと奇遇な。武蔵小金井はお近くなのかしら？その徳重のカフェ場所分かったから今度行ってみるwなんだろこのご縁。素敵だわw (2018年9月24日 13時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年8月20日 21時
