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ヤキモチ妬いとる?と言われ



俺の事好きやろ?と言われ


認めたくなかった自分の気持ちを
認めざるを得なかった。




『だって、たーくん中学生…だし』




「そんなんあと1年で卒業や」





『5つも年下だし』





「そんなん俺が30歳とかになったら気にならへん」




『だって』





「だってやない。Aちゃんは俺のこと嫌いなん?」




『…嫌いじゃないよ』





「じゃあええやん?」






まだ成長期の身体に引き寄せられ
細い腕に包まれて
背が伸びたな、って思った。

あたしのおでこは
たーくんの鎖骨の辺りで。
これからまだ伸びるのかな?




「…Aちゃん」




『なに?』





「好き…ホンマに好き」





『たーくん…』



「チョコ、くれへんの?」




『…』




さっき1つ食べちゃったけど
チョコレートの箱をたーくんに差し出した。






「いただきます」





その中の1粒を口に放り込み
もぐもぐしてからごくんと飲み込む。




「あっま…(笑)」




『…』





「食べる?」



『コーヒーいれてこようかな…』



「待って」




『え。』





たーくんの指があたしの顎に添えられて
少しだけ上に持ち上がる。


顔を斜めに傾げて

近づく、距離。




重なる、唇。







『…たーくん』





「もっかいしてええ?」




『何回でも…ん、っ』




「あかん、止まらん…」




「ずっと、こうしたかった…んやもん」





『たー、くん、』





顎の下にあった指は
頬にズレて、
指先が耳に触れて


あたしは

たーくんの背中に手を回した。






「…Aちゃん」





『なに?』





「この先ってどーしたらええの?俺知らん(笑)」





『あ、ああ。えっと、ていうか、するの?』






「したないの?」





『なんというか、その、たーくん初めて?』





「そう」




『ゴムとかある?』





「無い」




『じゃあちゃんと準備してからにしよ?』





「ん、買ってきたらええの?」





『色んな種類あるからなぁ。たーくんの好きなやつ…』






「マツキヨで今度見てくるわ」





『うん』






「じゃ、キスで我慢する」



スっと重なる唇。

『たーくん、ホントに彼女いな、かった?』



「おらんよ、なんで?」




『キス、上手なんだもん』




笑う、無邪気に。

落ちる、深く。

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sangozygo(プロフ) - 雨さん» こんばんは!コメントありがとうございます。ちなみに何ページまで読まれました? (2021年3月4日 2時) (レス) id: 5fab4b2048 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません。。。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 この物語に出て来る大倉さんって芸能人ではなくて一般人の設定なんでしょうか? (2021年3月4日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - kuraさん» kuraさーん!どっちも今後の展開を思うと、とても心苦しいのですが良かったら完結までお付き合いください(テヘッ!) (2020年1月8日 15時) (レス) id: 3df521cf6f (このIDを非表示/違反報告)
kura(プロフ) - 可愛い可愛い可愛い可愛い可愛すぎる2人、ずっーーーーと見守りたいです。あちら読んでからのこちらのルーティンです。癒し大事♪♪さんごさんからの供給が凄いです!デレとドSでもうめろめろです、日々潤いありがとうございます! (2020年1月8日 12時) (レス) id: 28b6de53d6 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 気になる気になる!(笑) 15祭以降の彼の言動から始まり、くらすますからアガりっぱなし!!緩〜い雰囲気の中に、あんな男気どこに隠してたの!!って(人´3`*)〜♪←今までが無知すぎた (2020年1月6日 4時) (レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sangozygo | 作成日時:2019年12月18日 23時

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