05(完結) ページ5
。
大「…分かった。俺がこの手で終わらせたる」
「ありがとう。ついでにさ」
大「ん？」
「見つからないように山の中に隠しておいてね」
大「注文多いなぁ」
「まぁ、ここなら見つからないと思うけど」
大「そうやね？俺らの秘密の遊び場やったからなぁ。ここ」
「懐かし。忠義さ、迷子になって泣いてたのに」
大「そんなんお前かて怪我して動けへんかったから泣いてたやんか」
「そんなことあったかなぁ？」
大「あったわ、覚えてるわ」
。
大「A…来世で会えるかな？」
「だから、首から切ったら無理だって言ったし」
大「首は斬らへんから…来世で待っててくれへんか？」
「へんなの」
大「なんで？」
「それなら現世でもいい訳じゃない？」
大「それはあかん…Aはアイツを殺したんやから…捕まったら結局打首やろ？道場も潰されるやん？」
「そうだった…あはは」
大「次は絶対俺が見つけたるから」
忠義の右腕が伸びてきて
着物の合わせに指を差し込んで、ぐっと広げた。
月明かりに左肩をさらして
忠義を見た。
大「A…少しやから我慢してな？」
「…痛いのが？」
大「ちゃう…次に会うのがって事」
「…そうだね」
心の臓のある辺り。
柔肌の上に刃先を置く。
それは月明かりにキラリと輝いて。
「またね」
「またな」
最期に見た忠義は
笑っていた。
笑って私の息の根を止めた。
また会えるから。
泣かないよ。
何度でも私を探してね？
待ってるから。
終わり。
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sangozygo(プロフ) - かやなさん» かやなさん、お返事ありがとうございます。白と黒のモントゥーノ素敵な曲ですよね！バージョン違いも好きです。これからも自分のペースでやっていきたいと思います。コメントありがとうございました。とても胸に沁みました。(*^^*) (2018年7月16日 12時) (
レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
かやな - いいえ、私の大好きな曲の一つでもあるのでこの曲を好きな人がいた事に興奮が抑えきれず思わずコメントをしてしまいました。特に気になりませんし、私は貴方様がお書きになられる物語が大好きです。これからも無理しない程度に書いていただけると幸いです。 (2018年7月16日 4時) (レス) id: 3ae4bffb0f (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - かやなさん» かやなさん初めまして。白と黒のモントゥーノはスカパラさんの曲のタイトルです。好きなユニゾンの斎藤さんのコラボ曲が白と黒というキーワードに合ってると思いお借りしました。他にも違うアーティスト、エイトの曲のタイトル使ってますけど気になりますか？ (2018年7月14日 17時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
かやな - 白と黒のモントゥーノという題名はご自分で考えたのですか？既存の曲の題名と酷似、いや同じものがあるので少し気になりました。 (2018年7月14日 17時) (レス) id: 3ae4bffb0f (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさーん！ありがとう！お仕事頑張ってきてね(●´ω`●) (2018年5月16日 18時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年2月10日 11時
