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。
ホームの行列から1度外れて
ベンチに座って渋谷くんに電話をかけた。
今度はすぐ繋がった。
「ごめん、電話してくれたのに」
「いや、俺も最初の電話出られへんかったし。何やったかな？」
「あ、プレゼント…ありがとうってお礼が言いたくて」
「いや、唐揚げのお礼やし。こっちがありがとうやで」
「…なかなかプレゼントなんて貰えないから嬉しかったの。ありがとね」
電車がくるアナウンスが流れた。
「え、クリスマスプレゼント…彼氏さんから貰わへんの？」
「あー、もうね。プレゼントは誕生日だけっていう決まりになってて(笑)」
「…」
「電車来るから切るね、ありが…」
「Aさん、会いたい。今、栄のホーム？」
「…え、そ、そうだけど？」
「名古屋駅まで来て」
「名駅？」
「俺、名古屋駅近くやねん。マンション」
「…え」
「来て。タカシマヤ前の金の鈴まで迎えに行く」
「…」
「会いたい」
「…分かった。着いたら連絡する」
「じゃ後で」
地下鉄に乗った。
いつもは伏見で鶴舞線に乗り換えるけど。
栄→伏見→名駅。
たった二区間の間に
私の心臓は破裂するんじゃないかって
いうぐらいドキドキしていた。
け、化粧直しておけば良かった！
ケーキ渋谷くんの分も買っておけば良かった！
服、もっと可愛いカッコにしておけば良かった！
し、下着！！普通過ぎるやーつ！
名駅のホームについて
人混みに揉まれながら金の鈴を目指して階段をのぼる。
金の鈴付近でそれらしい人を探したけど見つからない。
渋谷くんに電話した。
「もしもし？渋谷くん？着いたよ」
「え、俺もおるよ」
「え、どこ？」
「あ、Aさん見つけた」
近づいてきたカーキのモッズコートの男性。
「渋谷くん？」
スーツの渋谷くんしか知らないから
目の前の私服の渋谷くんはまるで別人だった。
スニーカー。
茶色の緩めのパンツ。
カーキのモッズコートに黒いマフラーをぐるぐる巻き。
「スーツの印象しか無いから分からなかった」
「あー、良く言われる。行こ」
「うん」
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sangozygo(プロフ) - やすこさん» ありがとうございます(о´∀`о)元彼ほんとにあかん男でしたね…wその分の渋谷くんの優しさが引き立ちましたw(*´Д`)ﾊｧﾊｧ (2018年1月19日 20時) (
レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - お疲れ様です。元彼の行動やら言動に何言ってる！って思い、渋谷さんに優しくされたらキュンキュンして、一喜一憂してました。 (2018年1月19日 14時) (レス) id: 6c276f17d6 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - れなさん» 付き合わない選択肢は珍しく無かったです(いつもならありそうなのがバレてますねw)( ´艸｀)ﾑﾌﾌ (2018年1月19日 7時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - ばなぽさん» なかなか最後まで別れられなくてどうなるのかなぁと私も心配してました(笑)いやぁ渋谷くんと付き合えて良かった…(*´Д`)ﾊｧﾊｧ (2018年1月19日 7時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - がくたんさん» ありがとうございます！元彼のテーマは釣った魚に餌をやらないでした。暴力ふるう訳でもないけど行動や言動の1つ1つが嫌な奴でしたwリアルを感じてもらえたなら何よりでございます(*´Д`)ﾊｧﾊｧ。また冬のまほろばにお邪魔しに行きますね(о´∀`о) (2018年1月19日 7時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年1月3日 20時
