09 ページ9
。
あれから1ヶ月経った。
何度かたーくんの家にも遊びに行ったし。
相変わらず束縛はキツめだけど。
私には優しい。
わたしには。
わたしには。
。
。
。
研究室で
渋谷くんに声を掛けられた。
渋「…なぁ、大倉大丈夫か？」
「渋谷くん」
渋「最近アイツ変わったなぁ思うて」
「…やっぱりそう思う？」
渋「おん。なんか雰囲気が冷たなったいうか」
「女遊び辞めてから急に重くなってきた」
渋「俺とも喋るなとか言うてたもんなぁ」
「…なんだろうね。よくわかんなくなってきた」
渋「…A」
「最近、バイト先にも来るようになって」
渋「…」
「終わるまで外で待ってるんだよ。ちょっと怖くない？」
渋「…ほんまか？」
「冗談言ってる顔に見える？」
渋「…見えへん」
「あはは」
渋「なんかあったら連絡しろや」
「…うん」
渋「…いつでも話し聞くから」
頭をぽんとされて
渋谷くんの優しさに触れた。
なんか。
頭の中に堰き止めていた
何が溢れそうだ…。
渋「お前さ、泣きそうな顔しとるで」
「…渋谷くん」
やばい。
泣きそう。
目に涙が溜まってきたのが
自分でも分かる。
瞬きをしたら
間違いなく
零れ落ちゆく
あたしのなにか。
渋「ちょ、ほんまに泣かれたら俺…どうしていいか分からへんくなるやん」
「…ごめん」
渋「な、マジで話し聞こうか？」
「…」
渋「…A」
。
大「A…？」
渋「大倉…」
大「どしたん？大丈夫？A？」
「…たー、くん」
大「A、大丈夫？体調でも悪いんか？」
「…大丈夫」
大「あかんて、休んどき」
「…うん」
大「帰ろ」
たーくんは私の手を引いて
研究室を出た。
たーくんの目に渋谷くんは見えてなかったのか
一言も喋ることなく
立ち尽くす渋谷くんの前を素通りした。
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 448人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒雪アリス(プロフ) - sangozygoさん» 返信遅れました、そうですね(*^-^*)お願いします(*≧ω≦) (2018年1月20日 13時) (
レス) id: 38a8dac152 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - やすこさん» 同時進行してましたからキュンとドキが交互にきましたねwこちらはどーんと病みましたね…(；´Д｀)次回は未定です。また出来たらお立ち寄り下さいませー(о´∀`о) (2018年1月20日 13時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - ばなぽさん» やんでました。主人公ちゃんも狂っちゃいました(笑)病み期に書いたのでこんな感じです(笑) (2018年1月20日 13時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - れなさん» 病んでましたねぇw自担様の病みは私的に(*´Д`)ﾊｧﾊｧしかありませんでした(笑)またTwitter覗いてくださいませw次回は未定です。しばしお待ちくださいね(о´∀`о) (2018年1月20日 13時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - お疲れ様です。別の作品で渋谷さんにキュンキュンしてたけど、こっちはどーなる？などドキドキして読み、更に大倉さんどーなるの。病んでるなーって思ってた最後に、強烈な闇を見たら気がしちゃいました。次回作も楽しみに待ってます。 (2018年1月19日 23時) (レス) id: 6c276f17d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年1月10日 11時
