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青side
「主任…あの」
「ん、なに？」
「この辺で美味しいケーキ屋無いすか？」
「ケーキ？今の時間やってるとこ？」
「そうです。僕、結構甘いもん好きで」
「えー、持ち帰りだと地下街…」
「いや、食べれるところで」
「んーー、いくつかあるから帰ったらLINEしとくね」
「ん、あの今日行きたくて」
「あ、そうなんだ。じゃ、桜通沿いの…」
「場所分からへんから連れてって貰えませんか？」
「…え」
「あかんかな？」
「ごめ、今日ジム行くからまたね。場所だけLINEしとくから頑張って行ってみて」
ささっとスマホを操作して
カフェのホームページのURLをコピペして
LINEで俺に送ってくれた主任。
ピコンと着信音が鳴る。
エレベーターに主任が乗った。
俺は何だか一緒に乗るタイミングを失ってしまった。
「乗らないの？」
「あ、タバコ吸うてから帰ります。」
「そ、じゃ。お疲れ様」
「…お疲れっす」
ドアが閉まる。
…なんやろ、誘ったつもりなんやけどスルーされてもうたな。
…今までなら、簡単に落とせたのに。
…なんか調子狂う。
閉店後の喫煙室。
錦「しょーちゃん」
「亮…おつ」
錦「もう上がりなん？」
「そう。亮は？」
錦「俺？まだまだ終わらへんな」
「大変そうやな」
錦「ほんまやて。まだ残業代つくからええけど。役職ついたら残業代すらつかなくなるしな。理不尽やわぁ」
「そうなんや」
錦「昇級試験受けるか悩む」
「…試験」
錦「基本給は上がるよな」
「へぇ」
昇級試験の"しょ"の字すら考えたこと無いわ。
ふぅーーーと大きく煙を吐き出し
タバコを灰皿に吸殻を押し付けた。
錦「あっ、章ちゃんいつ俺の彼女に会ってくれるん？」
「あー、そうやな」
錦「俺、結婚しよう思うて」
「え、そうなん？」
錦「おん、あとは彼女の両親に挨拶行ったら…」
「そこまで話が進んでるん？すごいな」
錦「まぁ、色々あってな…それもあるしちゃんと彼女を章ちゃんに会わせたいねん」
「わかった。メシ行こうや。何時空いてるん？」
錦「日にち連絡するわ」
亮が結婚か…。
へぇ。
そっか。
。
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sangozygo(プロフ) - るなさん» 分からないですね。どうやって電話対応するのでしょうか？もしかしたら電話予約は目の見えない方向けなのか、私がそのホームページを見てないので何とも言えませんが。もっと理解が広まるといいですよね。 (2019年4月22日 18時) (
レス) id: 3df521cf6f (このIDを非表示/違反報告)
るな - 聴覚障害者への理解はなかなか進まないものだなぁ、安田さんのように、心の面でなんのバリアもない人が増えてほしいなぁと思いました。 (2019年4月22日 11時) (レス) id: e210f5ee01 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 事前にお電話にてご予約ください"とあって(耳が聞こえないのにどうやって電話しろというのでしょう)、 (2019年4月22日 11時) (レス) id: e210f5ee01 (このIDを非表示/違反報告)
るな - 突然すみません。13にある耳が聞こえないお客様のお話、関心を持って読みました。ある百貨店のHPに"目や耳の不自由なお客様に、係員が付き添い店内の案内をサポートします。 (2019年4月22日 11時) (レス) id: e210f5ee01 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさんいつもありがとうございます！スーパーで働くのも面白そうですねw(*´Д｀) (2018年9月27日 18時) (レス) id: b426f69b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2018年9月4日 12時
