横山主任の憂鬱(黒)

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「なに？その目」


「…」



「怖い？」




「…違うよ」


「…なに？」


「…嬉しい」




「は？」




「裕くんが、あたしを抱いてくれるなんて」




「まぁ、好きやないけどな」




「それでも、いい」




「で、下着は自分で脱げるよな？」





「え、裕くんやって」




「なに甘えてんの？自分でやれや」





「…」





「はぁ、ほんまアタマ悪っ」




「こんなアホなヤツだれが好きになる？」





「…裕くん」




「帰るわ」





「ごめんなさいっ。帰らないでっ。脱ぐから」




裸で俺の前に立つA。




「俺のもんになりたいん？」




「うん。なりたい」




「じゃ、足広げて」



「…え」




「言う事聞かんと帰る」




「分かった」




「…もう入れれそうやん」




「っ、ゆ、裕くん、キスしてっ」





「イヤや」





「お願いっ」




「俺はな」







「Aに体は許してもキスは絶対許さへん」








「覚えといて」






ベッドに押し倒した。



Aの上に跨って



見下ろすと



ベルトを緩めた。







「あんっ」





「なぁ、俺がお前のこと好きになるなんで無いからな？そこは分かって」





「…っん。わ、わかった」






「ええ子」





「…裕くんっ」




「なに？」




「裕くんが好き…」





「で？」




「好きなの」





「だから？」




「…好き」





「んー、少し黙れ」







手で口を塞いだ。





満更でもない顔して。





こんなことされたいん？







変わってるな、お前も。







俺やなくて



もっとマトモな男







好きになれば良かったのにな。






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